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軍港呉観光 [旅]

4/29 その3

音戸の瀬戸のあとは、呉の町なかに入り、大和ミュージアムに入館。

音戸もたいがい混んでいたが、呉も大勢の観光客で賑わっていました。駐車場が見つかるかな?と心配する混みようでしたが、幸い海自呉資料館の西側の駐車場(どの施設の駐車場か不明)でちょうど車が出てくるところを見計らって入ろうとしてみたら、警備員さんが中に入れてくれて、駐車場探しでウロウロせずに済みました。

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入館すると最初に現れるのが1/10縮尺の戦艦大和。しかし、1/10とはいえ半端でない大きさ、迫力があります。ちなみにこの写真は回天や零戦がある大型資料展示室から2Fにあがるスロープから見下ろしたもの。

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こっちらは艦尾から。こういうものが好きな男子なら(男子とは限りませんが)、眺めているだけでかなりの時間を過ごしてしまいます。

展示室では、呉の歴史、大和のたどった歩み、その他日本軍の戦艦の模型など、これをつぶさに見るだけで相当ボリュームがあります。そして大型展示室では魚雷や回天、零戦の展示と、回天に搭乗して帰らなかった兵士の出征前の声もあり、沈黙してしまいます。

2階はがらりと雰囲気が変わり、船をつくる技術の展示では子供科学館のような各種体験ができます。

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本当は、大和ミュージアムのはす向かいにある海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」にも興味があったのですが、ここまでで充分時間を使い切ったこと、そしてこういうのを見るのを楽しんでいるのがお父さん(自分)だけ、という事情もあり、ここはスルー。後で聞いたら、こちらもなかなか面白いとのことです。写真で見るとあっけないですが、実物を見るとメチャクチャでかい、この潜水艦にも興味津々。

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呉観光の最後に、音戸方面にもう一度少し戻って、「日本で唯一潜水艦が間近で見られる公園」という売り文句の「アレイからすこじま公園」に行きました。噂にたがわず、本物の潜水艦をすぐ近くで見ることができる、斬新な眺めです。

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公園の南の方には、クラシックなクレーンが保存されています。

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潜水艦だけでなく、艦船も見ることができる。

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夕陽をバックに黒光りする潜水艦。特段艦船趣味はなくとも、カッコイイと感じてしまう。男子的発想そのものですが。


2013/1/1 出雲大社に初詣 [旅]

2013年元日。例年あまり天気に恵まれない出雲のお正月、今年も曇りか雪というのが少し前までの予報でしたが、蓋を開けてみるといつになくいい天気。

例年通り大社参りに行ってまいりました。(出雲の人間は出雲大社とは言わず、単に「大社」と呼ぶ。)

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行ったのは午後2時過ぎ。夕刻なら稲佐の浜経由で神楽殿の方の駐車場まで行くのが定番ですが、日の高いこの時間帯は結構な混みようが想定されたので、駐車場としてはたぶん一番遠い旧国鉄大社駅にとめることにしました。

それでも、かとう耳鼻咽喉科の交差点を曲がってすぐに渋滞しはじめ、大社駅まで600mほど進むのに15分ぐらいはかかったと思います。

大社駅からは結構な距離を歩くことになります。

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これは1kmほど歩いたあたり、竹野屋旅館を左に見て坂を上っていくところです。このあたりは年越しの深夜は車両通行止めですが、この時間帯は車が通れるので、歩行者は狭い歩道を歩くしかありません。よって自分のペースでスイスイ歩くことはできません。
このあたりは、両脇に新しい店がいくつもできており、随分雰囲気が変わったなあと思いました。

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坂を上りきったら勢溜り交差点です。ここを渡ると参道になります。ここまで20分かかりました。

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参道の混み具合。人は多いですが、これまでの歩道と比べると歩くのに苦労はしません。

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参道を歩くこと500m、青銅の鳥居と拝殿(現在は御仮殿)、そして修造中の本殿が見えてきました。昨年来たときは仮上屋に覆われていましたが、今は上屋もとれて新しい屋根を見せています。

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しかし、この鳥居の手前から、「出雲大社に参拝の方はお並びくださいー」という警備員の声が。例年ならすいすい入っていけるのですが、今年はいつにない好天とあって人出が多く、並ばないといけないとのこと。とはいえ、列の横を通り抜けて鳥居をくぐっていく人もあり、「これは一体?」と思いつつも並び続けることにしました。
ここからがまた長く、15分ぐらいは並んだでしょうか。

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結局のところ、「参拝」=「御仮殿にお参り」ということで、お賽銭を投げて二礼四拍一礼をするなら列に並ぶしかないが、入って破魔矢やお守り、絵馬、おみくじを買う程度なら並ばなくてもよいということが分かりました。
本殿の修造前は拝殿と本殿に人が分散されたのでここまで並ぶことはなかったのかな、という気もしますが、列に並んでいた人も「昼間でこんなに並んだのは初めてだ」という感想をもらしていたように、いいお天気で皆が初詣に出てきたためかもしれません。冬の大社で、こんな雲一つない青空と御仮殿(拝殿)との組合せの写真を撮れるなんて、滅多にないことです。

ところで、何の気なしに出雲大社のアクセスガイドのページを開いてみたところ、鉄道のところの案内がすごいことになっている。

夜行急行「だいせん」、特急「いそかぜ」、特急「くにびき」と懐かしい名前がずらり。だいせんが走っていた頃には客車の出雲号も走っていたはずだが、なぜかそこはサンライズ出雲一本になっている。現:新山口が小郡というのもいい。

ずいぶん更新されていないのかな、と思ったら自動車ルートでは出雲ICが入っていたりして。

なかなか味のあるページでした。この記事をきっかけに直したりしないでほしいな。


タグ:出雲 大社

4/30(月)南紀白浜(3)白良浜&アドベンチャーワールド2日目 [旅]

ラフォーレ南紀白浜

朝食は前夜と同じレストランですが、明るくて気持ちの良い空間です。それにしても前夜食べ過ぎて、朝はちっともお腹が空かなかった。

白良浜

11階の展望浴場のフロア、エレベーターホールの前にある休憩処からは、白良浜(しららはま)を見下ろすことができます。空はあいにくの曇り空でしたが、海はエメラルドグリーンでとてもきれいです。

せっかくホテル徒歩圏にきれいな砂浜があるので、チェックアウト後に少し浜遊びでも、と降りて行きました。

白良浜

あいにくの天気にもかかわらず、浜辺では大勢の家族連れが水遊びを楽しんでいます。さすがに水着はいませんでしたが、ズボンをひざまでたくし上げ、まだ冷たい海の水に足をひたしていました。

白良浜

これまで磯遊びや砂浜遊びはあまりして来なかったのですが、今回は砂のお城作りに夢中。城づくりといっても、まずは城壁=防波堤を作ることから始めましたが、どんどん潮が満ちてくるので、作っては侵食され、越流され、後退してまた防波堤を作り直す、の繰り返し。城よりも城壁づくりがほとんどという感じでしたが、それでも十分に面白かったらしい。パパは砂かきの力仕事がたたって、翌日は胸や腕、足が筋肉痛になりました。
それにしても白くて粒の細かい、きれいな砂でした。

この後は、前日二日間入園券にアップグレードしていたアドベンチャーワールドへの再訪です。

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アドベンチャーワールドのウェブサイトにも記載がありますが、エントランス脇のサポートセンターで、差額を払えば1DAYの入園券を二日間入園券(翌日もしくは翌々日に使用可能)にアップグレードできます。ホテル等での前売りや法人割引などで通常券を買った場合や、楽しかった・あるいは全部見きれなかったので明日も来よう、という場合に有効活用するといいでしょう。いつでも買えるので、決めかねている人は一日見終わって最後に買えば十分です。

今回は、白良浜でこれほど盛り上がるとは想定していなかったので、帰りの電車までの3時間ほどの滞在という贅沢な使い方になってしまいましたが...

ラッコ

今日は雨天の予報だったので、主目的はラッコの食事タイムです。結局雨は降らなかったので、子供は乗り物・大人は動物と分かれて行動することになりましたが。
これは食事タイム直前、2匹のラッコが半分寝ながらぷかぷかと浮いていました。

ラッコ

食事タイムが始まると、飼育員のお姉さんから代わる代わるエサのイカや貝を受け取って食べていました。時にはこのように一芸を見せることもあり、観客から「カワイイー」の声が。

パンダ「海浜」

13時半からのパンダウェイクアップタイムが近くなると、それまでゴロゴロしていたふたごパンダ「海浜」「陽浜」が急にそわそわし始め飼育員さんが出てくる扉のところで待ち構えるようになりました。ミルクとおやつをもらえると分かっているようです。ミルクとおやつが終わると、また竹をムシャムシャ食べ始めます。そのときは滑り台をすべる姿も見られ、黄色い歓声が上がります。

ちなみに我が家でこれを見に来たのは僕一人でした... パンダ好きおじさん、周りから見ると不気味?

それぞれのアドベンチャーワールドを楽しんで帰路につきました。駅までの道で急に土砂降りとなり、ここで天気予報が当たりました。ワールドにいる間に降らなくてよかった。

往路と同様に、くろしお(オーシャンアロー)→のぞみ→こだま で帰宅。

楽しい二泊三日でした。


タグ:旅行 白浜

4/29(日)南紀白浜(2)アドベンチャーワールド [旅]

昨年同様、二日目は定番のアドベンチャーワールドへ。

アドベンチャーワールド

3連休の中日とあって、朝からお客さんはたくさん。
ところで、この写真は先般購入のSONY DSC-HX10Vで撮ったもの。京都旅行あたりから、ちょいちょい混ぜていますが、特にこの写真のような画角は現一眼ではカバーできていない広角24mm相当なので重宝しています。今のところ、動画・広角・料理・海岸など、一眼を補完する形で活躍しています。

サイクリングサファリツアー

まず一番にサファリワールドのサイクリングサファリツアーを予約しました。前回はケニア号に乗ってサファリを一周しましたが、あれだと好きな動物をじっくり見るような楽しみ方はできないので、カートか自転車にしようということになりました。自転車は9時40分頃に予約に行って10時にはスタート可と待ち時間も短く、天気もいいのでこちらを選択。

キリン

キリンテラスではキリンを間近で見ることができます。

キリン

エサやりも可能。100円でキリンのエサを売っているのですが、なぜかあえてその辺に落ちている草で挑戦です。

キリン

なんと、ただの草でもちゃんと首を伸ばして食べてくれました。しかし、肝心のシャッターチャンスに紫のシャツを着たお客さんが立ちはだかり...

キリン

今度は別アングルでもう一回挑戦、無事舌を伸ばしてぺろりと草を食べてくれました。

ラクダ

ラクダにもエサやりができます。この時もそこら辺に落ちている草を拾ってあげようとしたのですが、風で飛ばされてなかなかうまく食べさせることができません。それにしても、すごい大口を開けて迫ってきます。

チーター

キリンテラスから少し入口側に戻るとチータービューというコーナーがあり、網越しにチーターを間近で見ることができます。ここでも網の目にレンズが入るコンパクトカメラの出番です。

チーター

座っていたチーターがすっくと起き上がってこちらの方に歩いてきました。それにしても細い!胴も足もこれだけ細いからこそ、地上最速のスプリンターが実現できるのでしょう。

ところで、スタートしてからキリンテラス、ラクダの辺りまでは下り坂なので自転車をこがなくても走る、むしろブレーキをかけっぱなしという楽な行路で、カートに比べ駐車もしやすく「自転車は気持ちいいし便利だし最高!」と満喫していましたが、ここから終点まではずっと上りの坂が続き、カートの優位性を思い知らされることになります。変速あり、なしの自転車があり、変速付きでも壊れていたりするものもあるので油断なりません。最初に選ぶときに、変速機がついているかどうか見極めるのがポイントのようです。

ライオン

暑い昼間なのでライオンは日陰で寝ていました。日陰を選んで寝るので、このように木の形に合わせて放射状に寝ていたりします。

一応1時間ですよと言われて出てきたのですが、15分ばかりオーバーしても特に何も言われることはありませんでした。自転車は坂道できついところはありますが、ケニア号より確実にお勧めできます。なお歩くのを苦にしない人は同じコースを徒歩で行けば無料ですのでそれもお勧めしておきます。

この後は、のりものフリーパスを買ってプレイゾーンで乗り放題タイム。メリーゴーランドやスペースファイターなどに何度も乗りました。

コツメカワウソ

13時半からコツメカワウソの食事タイムがありました。こうしてみるとなかなか賢そうな顔立ちに見えるコツメカワウソ。ただ、臭いは強烈です。

コツメカワウソ

飼育員さんがエサのアジを持ってくると、後ろ足で立ってくれくれというようなポーズをします。魚をもらうと、すぐに自分の持ち場?に持ち帰って食べるのが習性です。

コツメカワウソ

ちなみに、食事タイムが始まる直前まではこのようにグータラと寝そべっていました。

パンダ

こちら、おなじみパンダランド。パンダは基本的に竹を食べているか寝ているかのどっちかですが、同じ寝るにしてもこんな寝方をしてくれると面白い。仕草が人間の幼児に通ずるところがあり、それがパンダがかわいく見える一つの理由だと思います。

ビッグオーシャン マリンライブ

ビッグオーシャンのマリンライブです。今回は開演の20分ぐらい前に陣取ったので、正面に近いいい席がとれました。飲食もできるし、ビジョンで映像を流したり、観客席を写してくれたりするので開演までの時間はそれなりにつぶすことができます。開演前の時間でもテーマソングが流れてスクリーンに「一緒に踊ろう」のメッセージが出るのですが、この時に一緒に踊るお客さんはほとんどいないので、恥ずかしがらずに踊るとかなりの確率でスクリーンに写してもらえる。・・・ような気がします。

マリンライブ

平原綾香の歌うテーマソングに合わせて、イルカのジャンプや立ち泳ぎ、人がイルカに乗って水上を走るなど、和やかなショーが続きます。フィナーレはこの写真にある、イルカ全員の一斉ジャンプ。

クリスタルキャビン

乗り物系では一つだけ、観覧車「オーシャンビューホイール」に2つだけ組み込まれている「クリスタルキャビン」を取り上げます。最初は普通の「アニマルキャビン」に乗ったのですが、折角フリーパスも持っていることだし一度乗ってみよう、ということになりました。この観覧車、13-14分で一周し、クリスタルキャビンは2つだけなので、待ち時間は約7分×待ち組数ということになります。我々の場合、2組先客が居て10分少々待ちました。

クリスタルキャビン

普段あまり怖い乗り物に乗らない我々にしては珍しい選択でしたが、思ったほど怖くありません。広々と感じられてなかなか気持ちの良いものでした。ただし座面もアクリルなので固く、この点は普通のキャビンに負けています。

ラフォーレ南紀白浜

アドベンチャーワールドを満喫し、今日の泊まりはラフォーレ南紀白浜。

ラフォーレ南紀白浜

木製のドアの重厚感と、向こうの庭まで見えるガラスの透明感が、リゾートホテルらしさを演出しています。

ラフォーレ南紀白浜

ロビーの椅子にはパンダとオランウータンのぬいぐるみが腰掛けており、パンダ帽子もあります。翌朝のチェックアウトの時間帯には多くの家族がパンダ帽子をかぶりぬいぐるみを抱いて記念撮影していました。かくいう我が家もご多分に漏れず同じことをしましたが。

ラフォーレ南紀白浜バイキング

ディナーバイキングは、前夜のだだっ広い宴会場とは打って変わって、落ち着いたレストランでした。

ラフォーレ南紀白浜バイキング

ラフォーレ南紀白浜バイキング

揚げたての天ぷらや豚しゃぶは屋台でシェフが出してくれましたし、そのほか一般メニューも一品一品美味しいものばかりで、前夜よりずっと充実していました。

ラフォーレ南紀白浜バイキング

僕はセロリとドレッシングが気に入って、サラダを何杯もおかわりしました。

ラフォーレ南紀白浜バイキング

ケーキもホールのケーキをカットしたもので、ちゃんと作ってくれているのが分かってうれしい。よくないバイキングだと、ケーキがやたらと甘すぎていくつも食べられないのですが、ここのはそんなことはありませんでした。

結論:ラフォーレのバイキングは二重丸。これなら2連泊しても飽きずに食べられます。

※ただし、一人5,780円といい値段がします。うちは二食付きパックだったのでそうとは知らず、この値段を見てビックリしたのですが。また、ドリンクメニューもグラスビールが600円、ジョッキ(350mlぐらいらしい)が900円とかなり高いのを承知しておく必要あり。


タグ:白浜 旅行

4/28(土)南紀白浜(1)千畳敷 [旅]

ゴールデンウイーク前半は南紀白浜へ二泊三日の旅行に行きました。

700系こだま

みずほ

くろしお(オーシャンアロー)

昨年と全く同じ旅程で、こだま-みずほ-オーシャンアローと乗り継ぎました。ただし、オーシャンアローは「くろしお」と名を変えています。
にも関わらず、車掌さんが車内アナウンスで「本日はオーシャンアロー9号にご乗車いただき...」と間違えていました。呼び慣れた名前はなかなか抜けないようです。

牛すき重

幕の内弁当華九重

新大阪駅で調達した駅弁、牛すき重と幕の内弁当華九重。(ママはおにぎりのみ購入)
華九重は京都・宇治角井調製と銘打ってありますが、なかなか美味しいお弁当でした。おかずにしっかり味がついており、白いご飯がもう少し欲しくなるほどでした。

平草原

白浜に到着、レンタカーを借りてまず向かったのは平草原(へいそうげん)。ここはヒラドツツジの名所ということで来てみたのですが、今年は開花が遅いようで、写真には一部写っているものの全体的にはまだこれからというところでした。GW後半に見頃になるかどうか微妙、というぐらいです。

千畳敷

千畳敷

つづいては千畳敷。白く柔らかい砂岩による独特の景観と、青く透き通った海が印象的なところです。

千畳敷

昨年に引き続き、かくれんぼで大はしゃぎ。日差しの反射が強いのでサングラスをかけていたのですが、それがテレビ番組「逃走中」のハンターみたいなデザインだったので、ハンター気取りでこれまた大はしゃぎです。

千畳敷の落書き

千畳敷の落書き

柔らかい砂岩を悪用されて、落書きの宝庫にもなっています。落書き禁止の看板も立っているのですが、驚いたことにH24年4月の日付の入った書きたてホヤホヤの落書きもあり、いまだ不心得者は後を絶たないようです。上の2枚の写真は、中でも彫りが深いものを取り上げてみました。ここに名を記したカップルは、10年経って結婚して子供もできていたとして、ここにもう一度来たら恥じ入ることはないのでしょうか。「懐かしいなあ」ぐらいしか思わないのかな。

武家屋敷の土塀の落書きは、その気になれば塗りなおすこともできるのですが、ここは自然が作り上げた賜物。それをこの人たちは...情けない。

コガノイベイホテル

さて、一日目の宿泊先はコガノイベイホテルです。ホテルの豪華なつくり、最初に作った施設の使い勝手が変わっている様子(各階案内でシール貼りで消されているところがある)、近くに本家のホテル古賀の井があること、などから類推してきっとバブル期の事業拡大として建設されたに違いない、と睨んだのですが、2012年に開業20周年を迎えるということなので、察しの通りのようです。後で調べてみたら、元の運営会社(株)古賀乃井はバブル崩壊後の売上減少、経費負担、借入金金利負担などにより資金繰りに窮して会社更生を申し立て、現運営会社のカラカミ観光が買収したもので、くしくも昨年泊まった川久と同じ運営会社の手によるものでした。

コガノイベイホテル

エレベーターホール前のカーペット。ふかふかで、高そうー。

コガノイベイホテル

客室からは、話題のホテル川久が目の前に見えます。

ホテル川久

川久のパンフレット写真はここから撮るとちょうどいいんじゃないか?と思えるぐらいバッチリのロケーションです。

コガノイベイホテル

見下ろすと、このホテルの庭園もあります。洋風の庭園とプール、屋上緑化もありますが、バブル期の派手派手趣味の香りが漂っています。

コガノイベイホテル

夕食はバイキング。

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刺身、寿司、天ぷらにサザエのつぼ焼やマグロのカマ焼など、豪勢な感じはありますが・・・実際美味しかったのはゴマ豆腐。これはお代わりに行きました。あとは、二日目は飽きるだろうな、というレベルでした。翌日のラフォーレで、このことはよりはっきりします。

お風呂は、露天風呂に緑のしつらえもあり、なかなかのものでした。風呂に関してはラフォーレより上です。ただし、洗い場でシャワーのお湯の温度が不安定だったのがマイナスポイント。冷たい方はまだしも、時折アチッ!と熱い湯が出てくるのには閉口しました。設備の更新にお金を掛けていないんだろうな、などとバブル期のリゾートホテルの厳しい現状を勝手に想像しております。

一日目は以上です。


タグ:白浜 旅行

11/27(日)マイントピア別子 [旅]

広瀬歴史記念館を後にして、今回のメインイベント・マイントピア別子に向かいました。別子銅山は現・住友金属鉱山のルーツの地です。住友金属鉱山は株式市場でも通称「別子」と呼ばれる銘柄で、私も株主であります(1000株ですが)。今は銅山としての採鉱を終え、観光施設として生まれ変わったのが「マイントピア別子」です。

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駐車場からまず見えるのはこの本館。入口手前にある総合案内で鉱山観光や温泉施設などのチケットを買います。鉱山列車の乗り場では買うことができないので注意。1Fには土産物コーナー、2Fはレストランと鉱山列車乗り場、3Fには温浴施設「ヘルシーランド別子」があります。

チケットは鉱山観光、砂金採り、温泉それぞれバラでも買えますが、セット券だとお得になっています。さらに、インターネットのクーポンまたは携帯クーポンで鉱山観光が2割引になる(大人1200円→960円)ので必携。

着いたのがお昼時だったのでまずは昼食、バーベキューです。

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さすがにこの季節とあってバーベキューガーデンはガラガラでしたが、それも私たち以外にも何組かがバーベキューを楽しんでいました。
牛肉セットは1,050円、豚肉セットや鶏肉セットは525円とずいぶん値差がつけられています。ライスは別で200円。
出てきた肉はカチンコチンに凍っていました...焼けばすぐ解けるんですけどね。それにしても、言ってしまえば肉と野菜をセットして出すだけなのに、意外と待たされました。鉄板が温まるのを待ってわざと遅くしていたのか?そうとも思えない感じでしたが。

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幸い、目の前の芝生広場ではグランドゴルフを無料で自由にできたので、待ち時間の暇つぶしには事欠かずでした。きれいな紅葉もありましたし。

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紅葉をのぞき窓風に。

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色づき始めの枝を見上げて。

さて昼食が終わると次はメインの鉱山観光。マイントピア別子のホームページを見るといろいろな見所が書いてありますが、メインは鉱山鉄道に乗り観光坑道を探検するコースです。

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鉱山鉄道の乗り場です。SL風ですが、第3軌条から集電する、いわば「電気機関車」です。

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発車すると掘割を進み、トンネルをくぐりますが、明治時代に開通した鉱山鉄道のルートを利用しており、このトンネルと後で出てくる鉄橋も昔からのものです。遊園地の鉄道とは訳が違います。ちなみにこの場所は貨物専用線でしたが、新居浜側に行くと戦前戦後には旅客営業をしていた時期もあったそうです。最終的に廃止されたのは昭和52年、意外に最近まで使っていたんですね。

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終点の旧打除駅の横には、鉱山鉄道時代の車両が展示されています。中でも人を乗せるこの車両、狭い椅子に屈強な鉱夫が4人掛けで座ったとのこと、信じ難い。

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駅を抜けて橋を渡るとそこが観光坑道の入口です。

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江戸時代から近代まで、採鉱の様子を再現しているもので、江戸時代の採鉱を人形で表すのは佐渡金山でも見たことがありますが、近代は資料展示や映像、ジオラマなどが主でした。映像はNHKの番組の抜粋か何かだと思いますが、なかなか見応えがありました。

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いちばん奥には遊学パーク体験ゾーンというのがあります。こういう施設には珍しく、子供向けのコーナーです。暗くて細い坑道に薄気味悪い蝋人形など、一般的に子供には好まれそうにない鉱山観光ですが、ここは子供にもサービスしようという精神が感じられます。

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最初の写真を見ると一見遊具のようですが、たとえばこのように電動ゴンドラがあったり、

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削岩機体験や水替えポンプ体験など、結構いろいろあって、子供もそこそこ楽しめるのは助かりました。

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帰りは鉱山鉄道に乗らずに歩いて帰りました。打除鉄橋を横から眺めることができますが、格点がピンになっているトラス構造で、日本国内にはほとんど現存しない貴重なタイプの橋だそうです。

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鉄橋と紅葉を絡めて撮ってみました。

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橋を渡る鉱山列車。

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こちらは、この端出場地区から別子本山鉱床をつなぐ大動脈であった第四通洞の入口です。大正4年開通で延長なんと4600m!

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閉鎖されている柵の中にレンズを向けると、鉄路が続いていました。ここから鉱床へ、トロッコに乗って暗闇を延々と、鉱夫たちは毎日働きに行っていたんですね。

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本館に戻り、次は砂金採り体験です。挑戦したのは恵太一人、大人は休憩&アドバイスに徹することにしました。

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お湯が張られているのでこの季節でも寒くなくて大丈夫。まあ、そうでなければ夏季限定にならざるをえないんでしょうけど。

さて、最初は勝手が分からなくてさっぱりとれず、このまま全く採れなくてへそを曲げてしまうのでは、と危惧していましたが、砂金だけでなく宝石もまかれており、こちらはすくう前でも砂の上を良く見れば時折見つけることができるので、何とか機嫌を保つことができました。そうこうしている内に、歩き回っていた私の方が通路上に落ちている砂金を発見。へえー落ちているんだ、と思ってそれからは床面をじーっと見て歩いていると、2個、3個と見つかります。これは砂金採りではなく砂金拾いだな、と苦笑しながら恵太に砂金を提供。

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トルコ石、水晶、アメジストなど5種の宝石と、いくつかの砂金、銀が採れました。金は床に落ちていたものばかりでなく、ちゃんと砂の中からも見つけることができました。

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底面にこのようにへばりついているのが金、銀です。小さいカケラですが、6~7枚は見つけたんじゃないでしょうか。500円でなかなか楽しめました。アクセサリーにするぐらいに集めるのは相当つぎこまないとできそうにないですが。

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本館の対岸にある旧水力発電所です。明治45年完成、レンガ造りの重厚な建物です。下の石垣もすごい。

さて、マイントピアを後にして、別子ラインの紅葉を見にもう少し上流まで川沿いに走っていきます。鹿森ダムのループ橋を抜けてさらに奥へ行き、清滝あたりが別子ラインのメインスポットと聞いていたのでそこまで行きました。

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清滝の看板があるトンネルの手前の路肩に車をとめ、重々しく通行止にされている旧道を歩いて進んでいきます。

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山をえぐった細い道、よく作ったものです。

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木が生い茂り放題で、廃道の雰囲気満点でした。人の往来がないわけではないので、通れる程度には空いていましたが。

清滝のロックシェッド

ロックシェッドもすっかり草に覆われていました。

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清滝へと渡るつり橋ですが、残念ながら通行止め。何も説明書きがありませんでしたが、土砂崩れか何かなのでしょう。ここで引き返さざるを得ませんでした。

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さて肝心の紅葉ですが、色付きが良ければ絶景なんだろうなあ・・・と想像するしかないです。

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しいて探してこの程度。全体的に色あせた感じで残念ではありましたが、平年ならもっと見事でしょう、きっと。

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最後におまけ写真ですが、新居浜(山根公園)からマイントピアまでの道すがら、この看板がいくつも立っていました。ダム放流時の増水に注意、という趣旨の看板ですが、一番目立つ「危い!!」の字の送り仮名が間違っていると、車の中でちょっとした話題に。「い」一文字送る書き方であやういと読めなくもないですが(それでも普通は危ういと送るが)、まあこの看板のケースでは「あぶない」でしょう。実は看板の説明文をよくよく見ると、『・・・その時には危険ですから・・・』というくだりで「危険」の字に「あぶない」と振り仮名が振ってあるぐらいですから。

「あぶい」だね、と言って笑いあっている車中でありました。


タグ:四国 鉱山

11/27(日)旧広瀬邸・広瀬歴史記念館 [旅]

愛媛県は新居浜市、別子銅山跡と別子ラインの紅葉を目当てに、この日は瀬戸大橋をわたり新居浜まで車を走らせました。

第一目的地は旧広瀬邸・広瀬歴史記念館です。行くまでは「広瀬って誰?」という全くの無知からのスタートで、記念館で一から勉強することになりました。

まずは旧広瀬邸です。館の主人は広瀬宰平。別子銅山の支配人を務め、採鉱・精錬・陸運の近代化を図り、また政府による接収や経営難から山を守った、別子の中興の祖といっていい人です。

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明治時代の日本家屋ながら、障子にガラスを用いたり、天窓から採光をとるなど、西洋文化を取り入れた独特のつくりになっています。特に、天窓には驚かされました。

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とても広い台所です。武家屋敷、商家といろいろなところを見てきましたが、これほどまで広い台所は記憶にありません。そしてここにも天窓があり、とても明るい空間になっています。

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2階の望煙楼からは新居浜の街と瀬戸内を行く船を眺めることができます。障子は和風ですが手摺は洋風のつくりです。

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庭も見所の一つ。灯篭、東屋、池、庭木と一そろいありますが、とりわけ東屋越しに見るこのもみじがきれいでした。

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広瀬邸の隣に立つ広瀬歴史記念館です。白砂が敷き詰められた外構ですが、ここには人は入れません。通路は左側の石の壁の裏にあります。ですが、砂には点々と足跡が。猫か何かでしょうか。そういえばこの周りは公園になっていますが、多数の猫にエサをやっている夫婦がいました。

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展示室は撮影禁止ですが、こちら講義室は大丈夫そうなので一枚パチリ。ガラス張りの向こうに白砂と木々が見えて、気持ちよい眺めです。

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壁から天井にかけて一体のコンクリート打放し。きれいなコンクリートでした。これがガラスの外まで突き抜けて庇まで一体となっています。

この後、マイントピア別子は次回にて。


タグ:四国

11/13(日)みろくの里 [旅]

本日のメインは、福山市の旧沼隈町にある遊園地「みろくの里」に行った話ですが、その前に。

100系とN700系

お父さんの新幹線撮影タイム~、ということで、家族は車で読書、僕一人入場券で福山駅に入場し、新幹線ホームへ。先日名古屋に行くときにラスト乗車を体験した100系と300系ですが、晴天の中でその姿を捉えたい、ということでここ福山に参上しました。

100系はもちろん進入シーンも収めましたが、ここではN700系に抜かれていくところを掲載します。

300系@福山駅

300系の進入シーンです。カーブなので全部は写っていませんが、16両はやはり迫力があります。山陽新幹線の「こだま」では、その輸送力を持て余すばかりですが...。先輩の0系、100系、500系のように短編成化して生き長らえるという選択肢をとらず、16両編成のままで消えて行くことになりました、

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こちらは通過線を猛スピードで駆け抜けていくN700系のぞみです。いまや最大勢力、猫も杓子もという感じになりそう。乗る分には最新型だけあって一番快適ですが、見る・撮る楽しみは半減ですね。

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さて、本題の「みろくの里」です。名前だけ聞くと、宗教系の施設か何かかと思ってしまうかもしれませんが(かくいう僕がそうでした)、HPでは「3世代テーマパーク」と紹介されています。メインは遊園地で、いまや広島県内では唯一の遊園地・テーマパークです。

そうはいっても、遊園地離れしたそのネーミング、やはり何か仏教と関係あるのではないか?あるいは運営母体が宗教法人?などと余計な勘繰りをしてしまいましたが、そんなことは全くありません。アトラクションにお釈迦様が出てくるわけでもない、ごく普通の遊園地ですし、運営母体は造船業のツネイシホールディングスです。

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ごく普通の遊園地...とは言いつつ、どことなく独自の風味は感じられます。こちらは入ってすぐのところにある「ちびっこコースター イモむし君」ですが、そのネーミングと字体がいい味を出しています。全般的にちびっこ向けのアトラクションが多く、「コンボイ」という車が連なって走るアトラクションなどは、親が横に立って見守ることもでき、「幼児が初めて一人で乗るアトラクション」にふさわしい感じです。

フリーパスも、なんでも乗れる「フリーパス」と、主としてちびっこ向けアトラクションが乗り放題になっている「スマイルパス」の2種類あり、このあたりは他の遊園地にはない特色だと思います。

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その「コンボイ」の近くで見かけた、男の子が着ているオレンジのTシャツがつい気になりまして。
YEAH, I'M BE SURPRISE BECAUSE I'M OFF GUARD.

...I'M BE って思い切りbe動詞だぶってるし、 BE SURPRISE って受動態になってないし。

このTシャツのメーカー、なかなかやるな。

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遊園地、テーマパークというと大抵のところではシンボルキャラクターがいるものですが、ここみろくの里ではこの坊主の男の子がメインキャラクターです。メインというよりは唯一と言った方がいいかもしれません。この子以外に、たとえばペアになるべき女の子のキャラクターなど全く見かけませんでしたから。でも不思議なのは、あちこちに顔を出しているこの子の名前がどこにも出ていないこと。園内マップを見ても、ホームページを見ても、どこにも載っていません。

最後まで謎のままで終わるかと思いましたが、退園まぎわ、園内で流れている歌に「みろく坊や」という名前が出てきて、謎は解けました。その後、出口にあるお土産屋さんのグッズで名前を出していたり、さらにはみろくの里の公式ブログ「みろく日和」でも名前が(時々)記事中に出てくることにも気付きました。いずれにせよ、それほど積極的に紹介しないけど使うところではさらっと使う。ちょっぴり不思議です。

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蒜山のジョイフルパークで何回もリピートした急流すべりがあるのですが、今回は最初から恵太一人で挑戦。ぐるぐる回るテーブルのようなところで船に乗り込むところなど蒜山と似たところもありますが、地形を利用して自然の山に登り山から滑り降りる蒜山に対し、こちらはジェットコースターのように独立した鉄骨の水路から降りてきます。どうもそれが怖かったみたいで、一回乗ったら「もういい」とのこと。

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急流すべりの近くには日本庭園があります。

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全般的に紅葉はまだこれからという感じでしたが、一部色づいたもみじはきれいでした。先週の宇甘渓より正直よかった。

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日本庭園の麓のところでは大きな池に島を浮かべた池泉式の庭園があり、結構作りこんであるのですが、島の手前に何やら不釣合いなものが。

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白鳥に見立てたのか?オモチャのアヒルがぷかぷかと浮いていました。固定していないようで、時折向きを変えながら優雅に浮かんでいます。

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奥には、かなり本格的なあばら家?があり、本物の年季をかもし出していますが、ここにもアヒルがいて何だか妙な感じでした。

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きれいなレインボーカラーの観覧車。ここでは「ヒマラヤコースター」越しの写真を載せます。この字体がまたいい味出しているので。それと、ターの字のすぐ上にあるカゴは360度透明のゴンドラです。4つあるようなので、1つしかないレオマワールドの足ブラ観覧車のように1周待たされることはなさそうです。

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観覧車に乗ってすぐ、裏を見下ろすと、使われなくなったカゴ?が数基、草に覆われるように転がっています。これって取り外して置いておけるものなんですね。なお写真の白っぽい線は観覧車の窓の金網です、あしからず。

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反対側の窓はガラスや金網に邪魔されずレンズを外に向けることができるので、園全景を収めることができます。こうして見ると緑に囲まれた遊園地であることが良く分かります。

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この遊園地での望外のヒットは、「ガーデンゴルフ」でした。要はパターゴルフで、かつて東京ドイツ村のオール天然芝のパターゴルフを経験した身からすると、人工芝のパターゴルフはどうにもしょぼく見えるのですが、ここのコースは他では見たことのない仕掛けが満載で、これが恵太には大受けでした。

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全景が写っていませんが、ここタージマハールのホールでは、画面右下付近から斜面を打ち上げ、タージマハール手前の左右の溝、あるいはど真ん中をいって建物の中に入ると、穴をころがって左下のグリーンに出てくるようになっています。左右の溝なら手前のグリーンに、ど真ん中に入るとカップのある置くのグリーンにコロコロっと転がり出てくるのですが、このワープするようなアクションに子どもは大興奮でした。全般的に難易度は高いですが、これは結構大人でも真剣にやってしまうかもしれません。

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アトラクションの最後は、園のいちばん外れにあるウエスタン列車です。

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所によっては紅葉した木々の間を走り、この写真で見るとなかなか味わいがありますが、横を見ると

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広大なグランドの周りを一周するという、何ともテーマパークらしからぬロケーションで、ちょっと唖然としてしまいます。ウエスタンは一体どこへやら...

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広大なグランドの中を走り回るナンバープレートのない1台の車。後ろにグランド整備のトンボの巨大版みたいなものを引きずっています。この広大なグランドを均す専用車でしょうか。工場以外で、こういう外に出ることのできない専用車を見たのは初めてです。

ここは研修施設としての「みろくの里」のグランドでした。その周りには宿泊施設も建っています。また、列車には「神勝寺山門前」「第2駐車場前」という途中駅もあり、遊覧だけではない交通機関としての機能もあるようです。でも、始発駅の「いつか来た道前」は一応ウエスタンな雰囲気でデコレーションされているという・・・これまたちょっと不思議な乗車体験でした。

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遊園地の乗り物を一通り乗り終わると、年配者向けのエリア「いつか来た道」をざっと通って帰りました。子どもにはあまり面白みのないコーナーですが、ある程度の年齢以上だと懐かしく感じる街並みが再現されています。

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建物の中に、夜の街が作られているコーナーもありました。

さて午後5時、日も暮れて、もう帰ろうかという時間になりましたが、11/5から1/9まで「ウィンターイルミネーション 星空の下の遊園地」というのをやっているということで、もう少し残ってみることにしました。

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昼間はかわいらしいファミリーバスも、たくさんの電球に灯が点ると幻想列車の風情になります。

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みろく坊やとメリーゴーランド(始めの方に載せた記念写真スポットと同じ場所)もぐっと雰囲気が変わりました。メリーゴーランドの屋根がキラキラとまたたいてとてもきれいでした。

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この樹は青い電球を身にまとっています。また足元にある棒状のものは明かりが上下して噴水のようでした。

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入場ゲートもすっかり夜の雰囲気に包まれていました。

このウインターイルミネーション、11/5~12/17までは土日祭日、12/17~1/9までは大晦日と元日を除き毎日開催。ナイター入場券なら400円と気軽に見ることができます。この日も少数ながらイルミネーション撮影目的と思われるごつい三脚を持ったカメラマンを数人見かけました。

地方の遊園地ではあまり見られない夜のイルミネーション。なかなか頑張ってます。

以上、不思議な魅力にあふれる「みろくの里」一日レポートでした。


タグ:遊園地

10/9(日)森の国 大山フィールドアスレチック [旅]

日曜日は蒜山から山を越えて、「森の国 大山フィールドアスレチック」へ行きました。高速の溝口ICからは10分少々です。

入場料金は中学生以上800円、4才~小学生700円です。

この日は大山で「とっとりバーガーフェスタ」が開催され、多数の車の来場が予想されるとのことでしたが、溝口ICから森の国への道は特に影響はありませんでした。バーガーフェスタの方もちょっと興味はありましたが、昨夜の夕食と今朝の朝食で満腹すぎるぐらい食べたので、今日はハンバーガーすら行く気も起きない状態です。

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着いたのは10時半過ぎ、既にメイン駐車場は満車で道路を挟んだ向かい側の駐車場に車をとめました。この写真はセンターハウスとメイン駐車場。

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一番の目当てはグリーンスライダー、人工芝滑りのそりです。赤磐のドイツの森で好評だったので。

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大人は見てるだけなので、暇つぶしに流し撮りの練習などしてみる。

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フィールドアスレチックは、3年ほど前に相模原の麻溝公園でやったときはあまりこなせなかったので(同学年の女の子に負けていた)、やりたがらないかなーと思っていましたが、今回は自分から挑戦してみると言い出しました。

ここ森の国は「西日本最大規模のフィールドアスレチック」とのこと。昆虫コースと大山コースという二つのコースがあり、後者の方がより難易度が高くなっています。

さすがに6年生にもなると、以前はまるでだめだったものも突破できるようになり、一安心。

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アスレチックで同じペースで進んでいた子たちと友達になり、一緒に行動しようということになりました。島根の男の子と、鳥取の男女双子。

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今度は仲間もできて、大山コースにチャレンジです。かなり厳しいポイントもありましたが、なんとか突破。

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すごく大きなブランコがあります。子ども達の間でも、「ハイジ状態」と言う言葉を使っていました。我々世代が見て「アルプスの少女ハイジ」の始めの唄のアニメにあるとてつもなく大きなブランコをまず思い起こしたところだったので、言い得て妙でしたが、子ども達はハイジのアニメを見たことがあるんだろうか?

この後もう一度昆虫コースに戻り、一番の人気スポット「アリジゴク脱出」に再挑戦です。

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すり鉢状になったところから、斜面を円周方向にぐるぐると走りながら高度を上げていき、上まで駆け上がるというもの。手をつかずに走って上がったら上級者、そうでなければいい高さまできたところで縁に手をかけて上がる。

中に入れるのは一度に5人まで、走るのは一人ずつ、上の縁にいると邪魔になるので腰掛けたりしない、出入りの時にロープを垂らすが人が走るときはつまずかないよう上にたくし上げておく、などいろいろ守らなければならない決まりごとがあります。

午前中にやったときはそれほど人も多くなかったのですが、午後になると子どもの待ち行列ができ、それを見守る大人が上でぐるっと輪になるという、なかなか壮観な状態になりました。

中には縁に腰掛ける子がいたり、並んでいることに気付かず勝手に入っていってしまう子がいたり、と無秩序になりかけるときもありましたが、声をかけて縁の人をどかせたり子どもを並ばせたりしてくれるお父さんがいたので、概ねスムーズに進みました。えらい。

結構難しいようで、高学年ならみんな一発でいけるかというとそうとも限らない。何回か失敗するケースが多いので、見ている大人も盛り上がり、時々成功者が出ると「おおー」という歓声と拍手。ちょっとしたヒーロー気分が味わえて気持ちよさそうです。

たっぷり遊んで大満足、充実の二日間でした。


タグ:大山

10/8(土)蒜山高原センター・ジョイフルパーク [旅]

季節も良くなってきた10月、泊りがけで蒜山に行きました。一日目の目的地は、前回好評だったヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク。

中でも、特にお気に入りが急流すべりです。

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濡れたくない人のために透明なカバーを使うこともできますが、水はねは見た目ほどには人のところには来ないので、暖かい時期ならカバーをあげなくても問題なし。

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急流すべりの見学スポットのそばでは、白やピンクのムクゲの花が咲いていました。

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こちらは、カイトフライヤーというアトラクション。うつぶせに乗って回転、上下するもの。爽快そうなので乗ってみたのですが、腹を圧迫される姿勢のせいか、乗り終わったら少し気持ち悪くなってしまいました。中でも、私がいちばんダメで、お昼前だったのにすっかり食欲が失せてしまいました。

そうはいっても、何も食べないわけにも行かないので、しばし時間を置いてやっぱり蒜山名物「ひるぜん焼そば」。

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前回同様、高原センターの表の露店で売っているもの(500円)を食しました。ちなみに中のレストランではセットで900円と、少し値段が張ります。焼そばが同じものかどうかは分かりません。前回も感想で書いたかもしれませんが、味噌だれとは言いながらも、味噌味と言うよりはバーベキューソースという感じの味です。「ひるぜん焼そば好いとん会」のサイトによると、高原センターの名物ジンギスカンのたれを焼そば用にアレンジしたとのこと。なるほど、言われてみればそうかも。

ちなみに、夕方以降は夜用の味付け「よるぜん焼そば」が食べられるとのこと。こちらもちょっと興味ありです。

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さて、先日行ったレオマワールドでは「馬密度のやたら高いメリーゴーランド」がありましたが、ここジョイフルパークのメリーゴーランドはオーソドックスに馬車やベンチもあるタイプ、しかも二階建て。二階の方に人気集中でした。

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メリーゴーランドを見下ろす位置にある坂から遠くを眺めると、蒜山三座が今日はよく見えます。

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裏山ともいうべき「花の森」を散策すると、今は花も紅葉もオフシーズンで見所は少なかったですが、一部に色づいたもみじも見られました。日なたと日陰のコントラスト差の大きいシーンでしたが、何とか一枚の絵に収められたかな。こういうときは、遊園地ごときで重いカメラを持ち歩いた甲斐があったなと思います。

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イベントステージでは猿まわしがありました。我が家でこのプログラムを楽しみにしているのはお父さんだけ。母子は相手にせずアトラクションめぐり続行、お父さんは座って休憩がてら30分間猿まわしを満喫、という・・・

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まい先生と掛川金太郎くんのステージです。電子ピアノの演奏にあわせた金太郎くんの演技、2人(一人と一匹というべきか)の軽妙な掛け合いが笑いを誘います。

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竹馬は、低い普通の竹馬で歩いておしまいかと思いきや、こんな高い竹馬を乗りこなしていました。さすがお猿さん。

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何これ?という写真ですが、これはスカイサイクルに乗りながら駐車場の方を眺めたときに目に留まった、駐車場の隅の工事エリアにいたバックホー。アーム部分に「KOMATSU」や「HITACHI」ではなく、ヒルゼン高原センターと書いてあります。高原センター専用重機なのか?こういうの、とても珍しいと思います。たとえて言うならば、東京ディズニーリゾートの工事専用重機にミッキーのマークが書いてあるような。きっとないんだろうけど。

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最後は唐突に鉄骨の写真ですが。「メルヘンカップ」というコーヒーカップ型アトラクションの屋根です。一回乗れば目が回ってもう十分、というアトラクションですが、子どもは気に入っているので二回目以降は親は見守るだけです。そんな時に屋根を見上げると、中央部に向かってせり上がるような鉄骨トラスに釘付けになってしまいました。曲線を作るのも大変だろうし、全部が集中している真ん中部分の組み立て方も大変そうだなあ、と。

そして、鷲羽山ハイランドやレオマワールドに比べて、ここのアトラクションの鉄骨はきちんと塗装がメンテナンスされていて好感が持てるなあ、とも。地方のテーマパーク、遊園地はどこも経営が厳しいので錆びても塗り直すのもままならない、というところが目に付く中、頑張っています。

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大観覧車「ヒルゼンタワー」は真っ赤に塗りなおされて7月にリニューアルオープンしたばかりとのこと。このときにあわせて、各種アトラクションの塗装もやり直したんでしょうか。なんにせよ、きれいなのは客にとって歓迎すべきこと。これからも頑張ってほしい遊園地です。


タグ:蒜山 遊園地

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