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2/21(月)北近畿特急撮りつくし [鉄道]

3/12のダイヤ改正で、新型車287系の導入、列車名称の整理統合が行われる「北近畿ビッグXネットワーク」の特急群。これまでほとんど縁のない特急たちでしたが、国鉄型特急車両が続々と姿を消す中、一大勢力として生き残ってきた彼らの姿を写真に収めようと、休みをとって早朝に車で倉敷を出発、一路丹波路へ出かけました。

まずは、山陰本線 山家-綾部間の撮影地に陣取りました。ネットでも見かける撮影地なのでもしかして先客がいるかなーと思いましたが、とりあえず僕一人。

183系まいづる・きのさき 西日本特急色

まずは「まいづる」「きのさき」です。
しかし、一日晴れの予報を信じて来たのに、雲が立ち込め冷たい風が吹き抜けるあいにくの天気。まあ、天気ばっかりはどうしようもない。

183系 たんば 西日本色

「たんば」。ダイヤ改正で「きのさき」に統合され、名前が消滅する系統です。この写真を撮ったときは、雲の切れ間から太陽がのぞきました。
こちら下り方向は、午前中は完全順光ではないうえ、木の影が編成にかかります。一方上り方向は順光で影もかからないので、できれば上りが来るときに晴れて欲しいのですが...そうは問屋が卸さない。

183系 はしだて 国鉄色

上り「はしだて」が来たときは、また太陽が雲の陰に隠れてしまっていました。
ところで、この頃になると入れ替わり立ち替わり他の撮影者が集ってくるようになりました。平日なのでさすがに少ないですが、それでも僕が4時間(!)ここで粘っている間、延べ7~8人は来ました。山家駅から歩いても来れるし、車もちょっと離れたところなら停めるスペースがあるので、割と便利な撮影地です。

石川県から来たという方がおられました。ちょっと語尾を延ばすような独特の言い回しを聴いて「あれ、金沢弁っぽいなあ」と思っていたら、その通りでした。とはいえ、こちらも車が千葉ナンバーで目立ってます。地元の方からは、「昨日は多摩ナンバーがいてまあえらい遠いところからと思っとったら、今日は千葉ナンバーで記録更新やね!」と驚かれてしまいました。ナンバーは千葉でも今は岡山に住んでます、と言い訳をしときましたけどね。

223系5500番台

特急の合間に来る普通電車はほぼすべて223系。183系の合間をつとめるのはやはり113系がふさわしいと思うのですが、一足先に入れ替わってしまいました。

221系

朝の下りでこの221系に出会えたのが唯一の例外でした。

KTR8000系 タンゴディスカバリー

さて特急に戻り、次は北近畿タンゴ鉄道KTR8000系「タンゴディスカバリー」。このときばかりは、下り特急にもお日様が光を当ててくれました。こちらは、ダイヤ改正後車両は安泰ですが、名称は「はしだて」「まいづる」に統合されます。

183系 きのさき 国鉄色

「きのさき」。これで、京都発着の特急は一通りチェック完了です。

183系 まいづる 切妻

こちらはおまけですが、場所を移して淵垣-綾部間で、切妻貫通顔の「まいづる」も押さえておきました。「まいづる」は全列車ダイヤ改正と同時に新型置き換えとなるので、この顔で走るのも見納めです。

お昼までで京都発着の特急写真を一通り撮り終えたので、午後は福知山線に場所を移しました。日帰りであることを考えると、あまり無理して高速から遠く離れたところにも行きたくないと思い、行ったのが柏原-谷川間。

183系 北近畿 国鉄色 4両

柏原駅からも比較的近いこの場所は、カーブした築堤で、なかなか撮り応えがありそう。ここに、長編成の貨物列車なんか来るといいのになあー、などと妄想してしまいます。方角的には、下りが夕方遅めに順光。上りは午後の比較的長い時間が順光ですが、背景は上の写真のように山をバックにできる下りの方がいいです。

183系 北近畿 西日本色 7両

こちらは上りの写真、築堤下のあぜ道から見上げるように撮りました。もうちょっと余裕をもって収まるだろうと高を括っていたら、思いがけず7両編成が来てしまい、後ろは窮屈で建物にかかってしまうアングルになりました。面倒がらずにもっと遠くまで歩いて行けばよかった...

183系 北近畿 国鉄色 6両

こちら、下り6両編成の北近畿。これぐらい長いといいですね。見通しのいい築堤なので、思いっきり引いてサイドから撮るもよし、もっと望遠側にして編成写真にするもよし。

ところで、この場所でも一人ご同輩が途中からやって来ました。聞けば、東京から夜行バスで来たとのこと。まあなんと熱心なファンがいるもんですなあ。若い彼は、築堤に登って斜面途中から写真を撮っていたので、最後のカットは僕も真似して斜面を登り、カメラを構えてみました。

183系 文殊 西日本色 4両

こちらが苦心作、「文殊」。写真だけだと苦心の跡がちっとも感じられませんが、結構急な斜面を登り、両足を踏ん張って、足の裏がヒクヒクしながら撮ったものです。
一日一往復しかない「文殊」は、「北近畿」「タンゴエクスプローラー」と一緒になって「こうのとり」に整理統合されることになりました。

これで、大阪発着もあわせて北近畿ビッグXネットワークの特急撮影が一通り完了。
唯一、タンゴエクスプローラーの写真だけありませんが、以前新大阪でとりあえず写真を撮ってあったので、それでよしとしておきましょう。

KTR001タンゴエクスプローラー@新大阪

ちょっとしょぼい写真ですが...今日のスケジュールでは福知山線でコイツをとらえるのは無理だったので、やむなし。

さて、蛇足ですがこの後、三田駅に向かいます。夕方に、国鉄色の下り「文殊1号」があるので、それを最後に収めようという目論見です。三田駅17:49という微妙な時間なので、駅間撮りはあきらめて、入場券を買い求め駅撮りにします。

幸い、日一日と日が長くなってきているおかげで、列車が到着したときも何とか明るさが残っていました。

183系 文殊 国鉄色 6両@三田駅

上り北近畿が遅れていたので、もしや停車時にかぶってしまうのではと心配しましたが、ちょうど北近畿が発車するのと入れ違いでの入線で助かりました。それにしても、三田の都会ぶりにはびっくりしました。さすが日本一人口増加率の高い街。(今もそうなのかな?)真新しい駅ビル、ウッディタウン・フラワータウンの全線立体交差の幹線道路。高速のICも近く便利でした。

さて日が暮れたら後は帰るだけ。三田から倉敷までノンストップで高速を走り続けて2時間。今日一日の走行距離は500kmを超え、ガソリンは空っぽ寸前。午前の撮影地では寒さに震え、午後の撮影地ではテクテク歩き回り、気付けば足が棒。体はクタクタになりながらも、帰りの運転で眠くなることもなく、充実した一日を終えました。

もっとも、この後の1週間の仕事はきつかったです...


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