6/18(土)高梁・頼久寺 [旅]
備中高梁にある、小堀遠州作の枯山水庭園が有名な頼久寺。本当はサツキの時期に行きたかったのですが、天候不順な週末が多く見送っている間に、サツキは終わってしまいました。とにもかくにも、ようやく行くチャンスができたので、高梁へ。
まずは石火矢町ふるさと村の武家屋敷から。道すがら、ウグイスの鳴き声が間近に聞こえるのどかな雰囲気です。
折井家の前にある武家屋敷駐車場に車をとめましたが、週末とはいえシーズンオフのためか、ガラガラでした。
旧折井家では、玄関でろう人形が出迎えてくれます。何だか顔色の悪い人だなあーと思いながら玄関に上がるとおもむろにギイーと頭を下げるのでびっくり。センサーに反応して動くようになっているのでした。ちょっとこわかった。
居間には武家の親子がいます。
こちらは旧埴原(はいばら)家。
武家の家は、吹屋や矢掛で見たような商家よりも質素でした。商家は奉公人がたくさんいるし蔵もあり、何よりお金を蓄えられるぶん贅沢な調度品があったりするので。
つづいて頼久寺です。まずは特徴的な草むした階段が出迎えてくれます。ちなみにここの横にも駐車場あり。
山門を入って正面から見ると、それなりに規模はあるもののよくある寺という感じです。ここまでは無料で、中に入って庭を見るのには拝観料300円を払うことになります。
渡りの部分から垣間見える灯篭と庭。
奥の座敷では畳に座って全容を眺めます。アナウンスが寺の由来と庭園について説明してくれます。愛宕山を借景にしていることで奥行きが感じられます。余計な人工物が建てられていなくてよかった。
ちなみに写真はホワイトバランス「曇り」にしている関係で砂の色が実物より濃くなっています。実際は白砂という印象でした。
中央に鶴島と、奥の3段刈り込みの手前に亀島が表現されています。
反対から見たところ。皆このように庭を眺めています。ちなみにこちらの建物の廊下から見ると背景に人工物が見えるので、お勧めできません。
裏の庭には池があり、橋がかかっていますが、その上にこんなかわいいお地蔵さんが乗っていました。
のんびりと庭を眺めて満足。出てきたところでは猫がのんびりしていました。
この後、もう一足伸ばして紺屋川美観地区へ。「美観地区」とは言っても倉敷のそれとはだいぶイメージが違い、両側の家並みは普通に古い町並みという感じです。川は石畳で特色があります。
木の枝ではなく草の茎に乗っかっている鳥がいました。ゆらゆら大きく揺れる中、足で必死にまさぐりながらつかまろうとしてます。何故にこれを止まり木として選んだのか?
面白いので写真を撮ろうとカメラを向けると、ある時からずっとこの格好。アングルをずらしてもこの格好でこっちを睨んでいる様子。この鳥にとってはこれが正面なのか?野鳥の写真って横から撮らないとさまにならないものですが、とうとう最後までこの角度を崩してくれませんでした。
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