11/25(日)京都紅葉巡り(7) 源光庵 [花]
この旅の最後に訪れたのは、光悦寺からは目と鼻の先、源光庵です。
燃えるような紅葉が目に入ってきますが、駐車場にある「血天井」のでかい看板がなんとも。
先ほどの駐車場から見えた紅葉は、山門前の参道から見ると、西に傾く太陽を背景にまさしく燃えるように見えます。黄色と赤のグラデーションが素晴らしい。
山門越しに本堂を見ると、一本の見事なモミジがあります。
巨木と言っていい立派なモミジ。皆が見上げて写真を撮っていました。
本堂に入ると、枯山水の庭園があり、紅葉との取り合わせが素晴らしい。時刻はもう3時半、日が傾く時間で、少し背景の空が明るくなりすぎて写真を撮るのには厳しい光線でしたが、もっと早い時間だったら青空も美しかったでしょう。
有名な悟りの窓と迷いの窓。丸が悟りの窓、四角が迷いの窓です。大勢のお客さんが場所取り待ちをしているので、この写真のように撮るには少々の待ち時間が必要でした。でも、待つだけの価値はあります。特に悟りの窓の風景の切り取り方は何とも味わいがあります。
なお本堂の天井は伏見桃山城の遺構で、徳川家康の家臣鳥居元忠が討死、一党が自刃して果てた痕跡の血が一面についた板を天井に使ったものです。多くの観光客がカメラを向けていましたが、僕はそういう気にはなれませんでした。
最後にもう一度本堂全体を振り返ったところ。日は鷹峰の向こうに隠れ、モミジの大木もすっかり陰に入ってしまいました。
この後、市バスに乗って北大路まで行くことにしました。バス停に並んだときは4,5番目でしたが、10分も待っていると長蛇の列に。やや遅れてきたバスは立ち客が一杯いましたが、鷹峰源光庵前で降りる客も多く、幸いにして座ることができました。並んでいた客全員を乗せるとバスはすし詰めに。
その後、途中のバス停で誰か降りるときには人をかき分けて前に行くのに時間がかかり、バスの遅れは徐々に拡大していきます。道路の渋滞はありませんでしたが、北大路まで20分ぐらいかかりました。座れてよかった。
北大路から地下鉄に乗ったときもちょうど座れるぐらいで、あとはどんどん人が乗ってきて、烏丸御池、四条でドカッと人が乗ってくると電車は通勤ラッシュ並みに。これまた座れてよかったです。
極めつけは新幹線。指定席がとれなかったので自由席に並んだのですが、博多行きが一本出発した直後だったので、幸い1号車の1番前の扉のところで列の最前に並ぶことができました。
ちなみに向かい側の東京行きホームは当然ながらもっと長蛇の列、そして到着する新幹線も既に立ち客がたくさんというかわいそうな状態でした。
こちらの方は、京都駅で多少の下車客もあり、一番乗りで車内に入ると、3人並びとはいかないまでも3人分の空席を発見、確保。ラッキーでした。もっとも、京都で座れなくても新大阪では客の入れ替わりで座れたので、やはりその点でも下りは助かります。岡山のメリットです。(ただし新大阪から乗った人はほとんど座れません)
やはり人が多かった紅葉シーズンの京都ですが、比較的効率よく回れて、移動時は座ることができたので、満足度は高かったです。
また穴場を探して来年も来てみたい。
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