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3/13(土)注文の少ない料理店? [食]

倉敷市連島にあるラーメン屋「百万両 水島本店」。

グルメ雑誌には「水島エリアの老舗有名店」とある。これは一度は行っておかねば、ということで雨の中やって来ました。

連島街道の大梵交差点から広い道を南に少し行ったところ。

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店構えは、一昔前のビジネス旅館を思わせるたたずまい。一見ラーメン屋とは思えない感じですが...
土曜昼間、これまで倉敷エリアで行ったラーメン屋はこの時間比較的空いていることが多かったのですが、ここは駐車場がほぼ一杯、店も満席に近い。客も続々やってきて、繁盛している様子が窺えます。

カウンターに座って、一足先に入った常連さんと思しき客の様子をうかがうと、オーダーもせずお茶をくんで何事もなかったように座っている。そういえば、僕のところにも店員さんがオーダーを聞きに来る様子はないし、誰もオーダーしている風がない。

気付けば、ラーメンのメニューもなく、メニューらしきものと言えば壁に「ギョウザ200円」と貼ってあるだけ。

カウンター各席の奥、厨房側には100円玉3枚と500円玉1枚、計800円が置かれている。前に座っていたお客さんが払ったそのままなのかな、と思ったけど見渡すと全席同じように800円がある。

・・・???謎だらけ???

カウンター内には、大量のラーメンどんぶりが並び、ラーメンが続々と作られている。そしておもむろに、自分の前にラーメンが置かれる。

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ここまで来て、ようやくこのお店のシステムが分かってきました。

ここでは何も注文しなくても、席に座ったお客さんには自動的に「中華そば500円」が出てきます。ラーメンは1種類のみ、大盛りもトッピングもなし、オプションとしてギョウザを頼むかどうかだけ。

そして食べ終わったお客さんは自主的にお金を支払います。小銭でちょうど払えばそれでよし、千円札で払う場合は、お札を置いておつり500円(中華そばのみの場合)または300円(ギョウザも頼んだ場合)をもらって帰る、セルフ支払い方式です。「800円」はこういう意味だったのです。

こんなお店、人生で初めて。「注文の多い料理店」の対極にある店ですね。

ラーメンは細い麺、あっさり醤油味、チャーシューにシナチクにネギ。このシナチクが、よくラーメン屋さんでトッピングされている出来合いのメンマとは違い自家製だそうで、特徴があります。

あっさりしたスープはごくごく飲み干せます。あっという間に平らげ、千円札を置き500円玉をとって店を出ました。
たとえ味は忘れても、店のことは絶対に忘れない。そんなお店でした。

岡山のラーメン屋...奥が深いぜ。


百万両 水島本店
倉敷市連島中央5-28-35
営業時間 10時~19時(日曜は16時まで)
メニュー 中華そば500円、ギョウザ200円、以上!


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