5/16(日)徳島その1:阿波の土柱 [街巡り]
多忙な日々が続き、ブログに手がつかないまま過ごしたため、2週間近く前の話を振り返ることになりますが。
5/16(日)、日帰りで徳島県観光に行ってきました。
瀬戸大橋を渡り、進路を西にとっていったん愛媛県に入ります。川之江JCT-川之江東JCTと経由して徳島自動車道へ。このあたりから井川池田ICにかけての間は山深く、香川県での車窓とはずいぶん景色が違います。これまで香川ばかり何度か来ていたので、平地にポコポコとお椀を伏せたような小山、合間にあるため池、それが四国の典型的な風景だと思い込んでいたのですが、ここは大違いです。
阿波池田あたりからは「四国三郎」吉野川沿いを行きます。
そして最初の目的地、阿波パーキングエリアに到着。
パーキングエリアが目的地?
阿波パーキングエリアはトイレと自販機だけの小さなPAです。そんなところに何の用事があるかというと、そこから歩いて7分のところにある ”天下の奇勝(阿波市ウェブサイトより)” 「阿波の土柱」が目当てなのです。土柱…どちゅうと読みます。
この看板の後ろに写っている岩肌は、土柱ではありません。「土柱観光街(?)」を抜け、土柱入口と呼べそうなあたりに立っている看板です。ちょっと気が早いな。
そこから上り坂を歩くこと数分。体が温まり、少し息も切れてくるかなというところでたどり着くのが土柱展望台です。
これが土柱!ヨーロッパのチロル地方、アメリカのロッキー山脈と並ぶ世界三大土柱の一つ!
実際はこんな感じです。観光ガイドや観光ウェブサイトを見てもスケール感がいまいち分からないのですが、正直事前にあまり情報を仕入れすぎると「え?こんだけ?」となってしまうかも(うちの奥さんのように)。僕は「おお、なかなかなもんだな」と思いましたが。
ちなみにこの集団はバスツアーか何かのようですが、結構皆さん「おおー」と歓声を上げていましたよ。
新緑の季節なので、HP等で見た写真と比べて緑が谷間からせりあがるように土柱の下半分を覆っているのが印象的でした。
この壁面は西向きなので、午後に来る方が順光になりますが、昼前の太陽の光で陰影がくっきり出ているのも却ってよかったかもしれません。
それから、ここに至るまでに通ってきた「土柱観光街(?)」とは何ぞや、という話ですが。
観光街と行っても、上の写真(土柱側から)と下の写真(PA側から)がほぼ全てです。距離にして100mほど。土柱ランド新温泉、土柱どんどん(観光旅館&みやげ物&喫茶が連なる)、それと土柱パラダイスぐらいですかね。
いずれも名前が秀逸ですね。看板の字体も含め、昭和の香り漂う観光地です。
もしかしたら過去に「土柱観光ブーム」があって、観光客が大挙して訪れた時期があったのか?まあそれほどでもなかったんでしょうね。もしそうだったら、もっと沢山の土産物屋が軒を並べ、今ではシャッター街になっていた可能性もあったでしょう。数軒しかない分、必要以上に物寂しいこともなく、昭和の雰囲気を残してくれています。
去年行ったこんぴらさんの門前町も、少し離れると昭和そのものみたいなところが結構ありましたけどね。ついでだから、写真を蔵出ししてしまいましょう。
これはちょうど金刀比羅宮の参道へ入る角にあるビル。角の円筒状の部分は幕張ベイタウンの公園東の街をちょっと思い出すけど、縦連窓が独創的。
シャッターが閉まっているのが残念ですが。盛りだくさんの呼び込み文句がGood
こちらは、一般人にも分かりやすいレトロ感ですね。文字のフォント、なぜかCIGARETTESという英語、その下の電話番号表記など、微妙なギャップがいい味。
お隣のお土産物屋さん。王道です。これからも頑張って欲しい。
なかなか見かけなくなった、昔ながらの薬局です。ビイレバーとかポポンSの文字の年季の入り具合は昭和40年代ってとこかな。
えらく脱線してしまいましたが...
いいですね、四国の観光地。今どきかぶれしていなくて。
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