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8/28(日)阪神vsヤクルト@甲子園 [スポーツ]

キッザニアを後にして、大勢の虎ファンに囲まれながら甲子園球場へ。

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小学生の頃かなあ、家族旅行で来たことがあるような気がする。覚えているのは大学生の時に友達と弟とで夏の高校野球を見たこと。

その頃は蔦の絡まる甲子園だったけど、すっかりリニューアルされて記憶とはだいぶ変わっていました。何しろ20年ぶりぐらいだからね。

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マスカットスタジアムで見たときも阪神ファンだらけで肩身の狭い思いをしたけど、ここは本場甲子園。阪神ファンにあらざれば人にあらず、みたいな場所なので、ここでヤクルトを応援しようと思ったら、もしくは阪神ファンの応援から一線を画したければ、外野ビジターチーム応援席に陣取るしかない。

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黄色とピンクを身にまとった虎ファンのゾーンを抜け、外野席の階段を上の方まで上がると、ようやくそこがヤクルト応援席。ここ甲子園でもヤクルトのユニフォームに身を包む人たちがいます。青いメガホンを叩いている人たち、そして旗を振っている人がいるあたりまでがビジター応援エリアです。ヤクルトの攻撃中はみんな立って応援です。

今までどこの球場でも、内野指定席か内野自由席ばかり選んできたので、応援団の真っ只中の席を取るのは初めてでした。座って観戦ばかりしていたのが、攻撃ごとに立って応援するのは疲れるんじゃなかろうか?と思っていたけど、案外そうでもなかった。サッカーのゴール裏サポーター席だと45分立ちっぱなし?だけど、野球は守備の時は座れるので、ちょうどいいインターバルになるものです。

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阪神先発はメッセンジャー。序盤、球数は多く苦しんでいたようだけど、何だかんだで四球は出さないし、ヒットは打たせないしで、点が入りそうな予感がしない。

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ヤクルト先発は由規。雨で流れた昨日の試合からのスライド登板でした。昨日の時点で先発予想が由規だったので、あーあ由規の豪速球を一度は見てみたいなあと思っていたところ、スライド登板になり見ることができてラッキー!

しかしこの日の由規は、コントロールが定まらずメッセンジャー以上にボール先発の苦しい立ち上がり。四球でランナーをためたりワイルドピッチが出たりで、1回から3回まで毎回得点圏に走者を負う苦しい展開です。しかし、3回の1死2,3塁のピンチで、新井のショートゴロを捕った川島が一瞬ファーストに目をやりながら次の瞬間スタートを切った3塁走者を見て本塁に送球、タッチアウト!さらにキャッチャー川本がすばやく2塁へ送球、2塁を欲張った新井をタッチアウトに仕留め、一瞬にして3アウトチェンジ。川島慶三のナイスプレーでした。

以降は由規も立ち直りを見せ、最速155kmのストレートをずばずば投げ込む。遠い外野から見ても、その球の速さは分かります。メッセンジャーも負けず劣らず150km近い速球を投げこみ、両チーム打線は沈黙、1点勝負の投手戦となりました。

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回は巡ってラッキー7、東京音頭で盛り上がるヤクルト応援団。この日、この傘をさして盛り上がるシーンはこの時だけで終わってしまったのですが...

ところで、このビジター応援席にも、間違えたのか他の席がとれなかったのか、タイガースファンが紛れ込んでいる。困ったことに僕の隣が、小太り・メガネ・汗かきの「ザ・大阪のオバチャン」という感じの、タイガースグッズ満載のおばさんと小学生の息子連れ。時々僕のひじが触れると、汗で「ニチャッ」としていて気色悪かったー・・・

それも、席に着きながら、「あら、キップ間違えたんかなぁ」みたいな反応。こういう組み合わせだと子どもの方が阪神ファンというのが普通だと思うが、この子は明らかに野球に興味なし、お母ちゃんに連れてこられた感じでした。そんな彼でもヤクルト応援席の真っ只中に座ることに違和感を感じて、「何でこんな席買ったん?」としごくまっとうな反応をしたのがお母ちゃんには気に入らず、「しゃあないやろ」という感じでむくれてしまったお母ちゃん。いやいやそれは息子の方が正しいで。だってビジター応援席なんて、わざわざ選んで買うもんだろうに。

攻撃の時は周りみんな立ち上がるしそりゃあ阪神ファンにとって居心地のいい席ではありません。彼は野球を見る気が起きないみたいで、食べ物を買いに行ったりDSをしたりで席を外しっぱなし。その態度がお母ちゃんの気に入らなかったのか、何故か怒られて頭をひっぱたかれたりしてました。かわいそうに。そしてまたどっかへ行ってしまい、一人応援を続けるオバチャン。

さて、話を戻して7回裏、阪神の攻撃。

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ジェット風船発祥の地、甲子園。ヤクルトファン以外ほとんど全員持っているのか?というぐらいすごい数で、思わずヤクルトファンもその様子を眺め、写真やビデオに収めている。

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そして一斉に発射!聞きしにまさる大音響、すごい雰囲気でした。

これまで360度阪神の応援に囲まれてきて、特に外野最前列にいる応援団の人なんかは他にはいないすごさだなあと思ったけど、阪神の応援って選手別応援歌のレパートリーは多くないし(この日のスタメンでは柴田、森田、藤井の三人が汎用応援歌)、メガホンを叩くのが主で歌ったり大きな動きをしたりがあまりなく、規模は大きいけど統一感や個性、雰囲気ではロッテや日ハム、中日や広島などの方がいいな、と思っていました。

しかし、このジェット風船は他のどの球団もかなわない、強烈なインパクトでした。これが最大の甲子園体験でした。

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結局、この7回にシングルヒット3本で由規が1点を失い、それが決勝点となり、8,9回は榎田-藤川の必勝リレーでシャットアウト負け。ヤクルト4安打、阪神6安打、長打がなく全てシングルヒットという貧打戦でした。

ところで例のオバチャン、マイペースで阪神を応援し続け、9回2死には周りのヤクルトファンが畠山を応援している真っ只中で一人「あと一人」「あと一球」コールをやっていました。それも、球場全体の阪神ファンの応援リズムと全然合っていない、自分だけの世界。うーんさすが大阪。

甲子園球場、他では得がたい経験でしたよ。


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