11/27(日)旧広瀬邸・広瀬歴史記念館 [旅]
愛媛県は新居浜市、別子銅山跡と別子ラインの紅葉を目当てに、この日は瀬戸大橋をわたり新居浜まで車を走らせました。
第一目的地は旧広瀬邸・広瀬歴史記念館です。行くまでは「広瀬って誰?」という全くの無知からのスタートで、記念館で一から勉強することになりました。
まずは旧広瀬邸です。館の主人は広瀬宰平。別子銅山の支配人を務め、採鉱・精錬・陸運の近代化を図り、また政府による接収や経営難から山を守った、別子の中興の祖といっていい人です。
明治時代の日本家屋ながら、障子にガラスを用いたり、天窓から採光をとるなど、西洋文化を取り入れた独特のつくりになっています。特に、天窓には驚かされました。
とても広い台所です。武家屋敷、商家といろいろなところを見てきましたが、これほどまで広い台所は記憶にありません。そしてここにも天窓があり、とても明るい空間になっています。
2階の望煙楼からは新居浜の街と瀬戸内を行く船を眺めることができます。障子は和風ですが手摺は洋風のつくりです。
庭も見所の一つ。灯篭、東屋、池、庭木と一そろいありますが、とりわけ東屋越しに見るこのもみじがきれいでした。
広瀬邸の隣に立つ広瀬歴史記念館です。白砂が敷き詰められた外構ですが、ここには人は入れません。通路は左側の石の壁の裏にあります。ですが、砂には点々と足跡が。猫か何かでしょうか。そういえばこの周りは公園になっていますが、多数の猫にエサをやっている夫婦がいました。
展示室は撮影禁止ですが、こちら講義室は大丈夫そうなので一枚パチリ。ガラス張りの向こうに白砂と木々が見えて、気持ちよい眺めです。
壁から天井にかけて一体のコンクリート打放し。きれいなコンクリートでした。これがガラスの外まで突き抜けて庇まで一体となっています。
この後、マイントピア別子は次回にて。
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