12/3(土)学芸会 [生活]
この日は小学校の学芸会でした。学年ごとに催し物がありますが、6年生は演劇です。
演目はこの写真で一目瞭然ですが...岡山が全国に誇る昔話「桃太郎」であります。6年生で桃太郎?
子ども達が話し合って決めた、とかいうことではなく、学校側で決めた代々やっている伝統的な演目だそうです...
桃太郎では登場人物はそれほどいないので、当然ながら全員が劇に出るわけにはいきません。いくつかの役(たとえば主役の桃太郎)は場面によって演者が交代するので多少は人数をかせげるのですが、それでも舞台に上れるのは5人に1人ほど。残り80%の子たちは合唱、演奏、照明などをやります。当然大半は合唱団で、うちの子も合唱部隊の一員になりました。ただ唄うだけではなく、場面ごとに色のついた紙を上げたり下げたり動かしたりして、シーンの表現をします。
こちら、桃太郎一行が鬼が島に着いて鬼たちと対峙する場面。
ひとしきりチャンバラがあった後、鬼が降参して一件落着。桃太郎と鬼の両脇に立っている着物姿の女の子は「口上師」で、場面の変わり目などで口上を述べます。あの着物、まさか自前?と思ったらそんなことはなく、学校に代々伝わっているものだそうです。
それにしてもクラス単位ならまだしも、学年全体でこの少人数の劇をやるわけですから、スポットライトが当たる子はごく一部...ある意味、社会の縮図といえばそうかもしれません。
この後、6年生は最後に合唱で出てくるということなので、そのまま会場に残って、次の3年生の演劇も観覧しました。題目は、この写真で分かるでしょうか?
「オズの魔法使い」でした。左からドロシー、かかし、ブリキの木こり、ライオン、ドロシーの飼い犬です。
こちらは大団円の後の全員登場のシーンですが、桃太郎と違ってこちらはワンシーンごとに演者がどんどん入れ替わる画期的な(というほどでもないか)手法で全員参加をしています。ドロシーなんて、10人以上が演じたのでは?前のシーンのドロシーが舞台袖に消える前に次のドロシーが出てきたり、前のシーンと次のシーンでドロシーの身長がえらく違ってたり、など低学年らしい微笑ましいところもありました。
そもそも、最初は全員が舞台下で雛壇状に並んでいましたが、「なんかヒマワリみたいな格好をした子が何人かいるなあ」と思っていたら、ライオンでした。
途中チョイ役で楽しんごになりたいという子が出てきて「ドドスコ」をやったり、AKB48もどきが出てきて「会いたかった」を唄ったりなど、今どき要素も取り入れて人数をこなしていました。
ストーリーからしても、単純な冒険譚だけでなく登場人物の成長もあり(かかしは知恵を、ブリキは心を、ライオンは勇気を獲得していく)、こっちの方が桃太郎よりも演劇らしい作りができる題材なのになあ、と感じました...
最後は6年生全員揃って合唱団。きれいな声の合唱で心が和みました。
以上、学芸会の一日でした。
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