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9/25(土)ドーム遠征その2:京セラドーム [スポーツ]

前々日の福岡に続き、今度はオリックスvsロッテ戦@京セラドームを観に行きます。こう書くと、熱烈なロッテファンの追っかけのようですが、この2日間が今シーズンで唯一ロッテ戦の生観戦です。猛暑の7,8月、ろくに遠出もせず家でじっとしていた反動で、どっか行きたい!という願望が噴出。ちょうど涼しくなってきたし、JRの企画きっぷで安く行けるし、ということで奮発の飛び石連休になりました。

今回はJR西日本の「こだま指定席往復きっぷ」を利用。前回の日帰りフリーパスに比べてだいぶ制約は多いですが、いつでも使える手立てとしては最安です。新倉敷からだと、往復で大人8,140円・子供3,000円。大人1人子供1人なら通常料金の半額ほどになります。

その代わり、こだまと一部の各停ひかりしか使えない上、席数に限りがあり、人気の時間帯は早い者勝ちになります。今回も、第一希望の8時台のこだまは早々に売り切れだったので、9時台の500系こだまになりました。8時台なら100系なので2+2シートでゆったり座っていけたのに...編成が短いため指定席が少なく、時間帯もいいことから売り切れも早いのでしょう。500系も2+2指定席車はありますが、「こだま指定席往復」には隣の3+2車両があてがわれるようで、2+2車両は空いていたのに我々が乗った車両はご覧の通りほぼ満席でした。

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頭がちょっとしか写っていないので満席な感じはあまりしませんか?そうそう、3人席の方も2人までしか発売しませんとの窓口駅員さんの説明でしたので、3人席も皆2人掛けです(離れて座ったり、くっついて座ったり)。その分を割り引いて下さい。

女性2人連れが多かったですね。時折カップルもいましたが。大人数、あるいは男性主体だと、大阪ぐらいは車で行くことが多いんでしょうね。確かに車よりは高いですが、楽チンで早い新幹線はいいですね。

こだまなので、のぞみのように1時間足らずというわけにはいきません。各駅で5分10分停車し、のぞみに先を譲り、1時間40分ぐらいかかります。でも、のぞみほど飛ばさないので揺れは少なく、停車が長いのも慣れてしまえばどうってことありません。なかなか使えるきっぷです。

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今日は出足が遅かったので博多のように駅で特急写真三昧をするつもりはなかったのに、結局新大阪では今や貴重な雷鳥に出合ったり、

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大阪駅ではトワイライトエクスプレスがやってきたり。博多に続き久しぶりの珍しい特急で、ケイタ君も満足、満足でした。

大正駅に着いて、試合開始までまだ45分ぐらいあったので、近所のお好み焼き屋さんに入ってみました。

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細い路地、狭い間口、おばちゃん一人でやっていて、店内はテーブル4つか5つの小さなお店、「お好み焼き ひろ」です。

入ったときは満杯で、「時間かかるけどいーい?」とのこと。少し迷いましたが、折角の大阪、ここは町のお店で食わんと面白くない。ということで、試合開始も気になりつつ待つことにしました。しかしおばちゃん一人では、確かに本当に時間がかかる。頼んでから10分15分過ぎても、果たして焼き始めてくれているのかもよく分からない。そうこうするうちに先客が次々と食べ終わった席を立ち、気づいたら僕たちだけになっていました。ようやく出てきたのが12時40分、試合開始まであと20分。10分で食べて10分でドームへ?自分ひとりならともかく、子連れだと10分で完食は無理だな...仕方がないか。

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豚玉を頼んだのですが、生地がふわっとしていて、ソースとマヨネーズ混ぜ塗りがマイルドで、とっても美味しいお好み焼きでした。他にお客さんがいなくなって、おばちゃんが息子にいろいろ話しかけてくれて、それも楽しかったです。

結局食べ終わって店を出たのがちょうど13時、1回表ロッテの攻撃には間に合わなかったけど、いい思い出になりました。

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さて見えてきた京セラドーム。できたばかりの頃、野球をやっていないときに来て商業施設などに入ってみたことはありますが、スタンドに入るのは初めてです。

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内野B指定席2,900円。Bなので1階の後ろ半分ですが、それでも結構グランドに近い。一昨日のヤフードームと比べてみると...

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ヤフードームはこれで4,300円。ソフトバンクの価格設定、強気すぎないか?それでも、福岡は満席、大阪は空席あり。チームの順位もあるとはいえ、仕方ないですかね。

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オリックスの先発は、只今13連勝中、向かうところ敵なしの金子千尋。シーズン終盤の大事な試合で難敵を迎えました。

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一方ロッテの先発はエース成瀬。11勝11敗と、成績面では金子の後塵を拝しますが、オリックスにはめっぽう強い。投手戦が予想されるエース対決となりました。

しかし4回、マリーンズ打線が金子に襲いかかる。ヒットを重ねて1点先制、さらに2アウト2,3塁で8番清田は敬遠気味の四球。ここで打席には9番キャッチャー的場。1打席目のヒットで打率を.150台に乗せてきましたが、満塁にして的場勝負は妥当な選択でしょう。しかし的場が意地を見せ、なんとタイムリー!ロッテファンには望外の喜びです。
さらに西岡も連続タイムリーで続く!的場が3塁を狙ってタッチアウトになったのはご愛嬌ですが、それでもこの回一挙4点、金子からこれだけ点が取れるとは...。

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そして、このヒットで西岡選手は200本安打達成!京セラドームでも大スクリーンに、おめでとう西岡選手のメッセージが映し出されました。が、撮り逃してしまった...

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しかし、チャンスはもう一度訪れます。6回、またも的場のタイムリーに続き打席に立った西岡、レフト前へのタイムリー!これで、イチローのもつ記録を抜いて猛打賞シーズン27回のプロ野球新記録です!

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今度はちゃんと撮れたぞ。

そしてこの記録の陰で、同じく猛打賞を達成した的場選手はプロ入り初の猛打賞とのこと。
西岡の大記録がなければ、ヒーローインタビューに立っていたことでしょうに。でも、ファンはしっかり見てたぞ、おめでとう的場選手!

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外野席のロッテ応援団はレフト側の1階2階をびっしり埋め尽くし、福岡で隅っこの方で頑張っていたのとは大違いでした。外野席はライトのオリックス応援団とほとんど同数、内野席でも3塁側はかなりロッテファンが多く、前後左右に結構いました。それも関西弁を話すファンが結構いましたが、どういうきっかけで大阪でロッテファンになるんでしょうね。ありがたいことです。

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オリックスのラッキー7のジェット風船。近鉄+オリックスということで、風船も赤と青の2色が中心。お客さんの数、色の統一感ともにヤフードームには大幅に負けてますが...関西には阪神がいるからしゃあないんでしょうね。その分、ビジターチームは安心して応援できますけど。

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その後オリックスは2点を返したものの、あぶなげなく試合終了。これで、ロッテはクライマックスシリーズへの日ハムとのデッドヒートを続けられることになり、一安心です。


9/23(木)ドーム遠征その1:ヤフードーム [スポーツ]

パ・リーグも大詰め。記事を書いている時点で、既にソフトバンクのリーグ優勝は決まってしまいましたが、千葉ロッテはクライマックスシリーズ進出をかけてまだ闘いが続きます。

さて、そのロッテを観に行こうと、父子二人で飛び石連休に福岡・大阪の両ドーム日帰り行を企画しました。当初は、23日は広島・マツダスタジアムに、JRの「赤ヘルええじゃんプラン(内野指定席券つき、新幹線往復10,000円)」を使って広島vsヤクルトを観に行くつもりだったのですが、JR西日本の「日帰りJR西日本フリーパス」の発売を見て気が変わりました。

これは、連休にならない祝日(9/23,11/3,11/23,12/23)限定の発売ですが、JR西日本の新幹線・特急含め乗り放題で、大人12,000円、子ども2,000円という優れもの。新倉敷-博多なら片道でほぼチャラ、まして子供料金も合わせると、こんな安値で博多まで楽々いけるチャンスなんてそうそうない。しかもそれがロッテ戦で、ソフトバンクのホーム最終戦の日ときてる。思い切ってこっちにしました。ちなみに、グリーン車でも大人15,000円・子ども3,000円で、こんな値段で新幹線のグリーンに乗れるなんてさらにお得!とも思いましたが、どうせ乗るのは福山からひかりレールスターなのでグリーン車なし、それに普通車指定が2+2でグリーンに近いゆったりさがあるので、問題なし。

ということで、勇躍新倉敷駅から新幹線に乗り込みます。

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新倉敷にて、500系こだまが入線するときに、反対側でちょうどのぞみの追い越しがあり、100系・N700系・500系の3つ並びのシーンが撮れました。

博多には11時ぐらいに着いたので、昼ごはんまでの間、ホームを駆け回って発着する特急を追いかけます。来春からは九州新幹線の全線開通で、「日本一の特急銀座」博多駅の賑わいも、少し変わりそうです。

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左は「リレーつばめ」で、新幹線開通と同時になくなる運命です。長崎行きの「かもめ」や大分行きの「ソニック」は、今後も博多始発で残るのでしょうけど。

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さて、お昼は博多駅ビルのデイトスにある「博多新風」にて。僕たちが行ったときはまだ11:45ぐらいだったのに、もう並んでいる人がいました。ここは博多めん街道といって、ラーメン4軒のほかうどん、焼きそばなどずらっと麺類の店が並んでいますが、この時間行列ができているのはラーメン屋ばかり。さすが博多です。というより、ラーメン屋一人勝ちの現象は全国どこでもそうなのかも。

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看板メニューである、豚骨スープに黒マー油の「新風麺」です。独特のスープの味わい、おいしかったです。

さて、ここからバスに乗ってヤフードームに行ったのですが、バス乗り場の大行列は予想外でした。12時ちょっと過ぎには列についたのに、なかなか進まず、13時のプレーボールに間に合うのか?と心配になってきました。なんとか20分ぐらいでバスに乗ると、福岡のバスは都市高速を使うのでスーイスイ。と思いきや、高速を降りたところから渋滞。祝日のヤフードーム・福岡タワー周辺はやっぱり混むみたいです。やきもきしましたが、何とか10分前にはヤフードームに到着。

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ドドーンと威容を現したヤフードーム。でかくて、球場らしからぬ「壁」がつづく独特の外観です。

さて、ヤフードームの座席から見た景色はこんな感じです。

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奮発して内野A指定席4,300円!にしたのですが、意外と内野に近くないな...というのは置いといたとしても、席の位置が通路に直接面していて、しかもコンコースからの出入り口のすぐ隣。これが何を意味するかというと、とにかくひっきりなしに人が目の前を行き交うのです。試合開始後しばらくは、入ってきて自分の席の位置を探すのに立ち止まってキョロキョロする人が後を絶たず。試合中はトイレや売店、タバコでの出入り。なかでも一番目障りだったのはビールなどの売り子さん。目の前の通路を水平移動し、斜め前の階段を上り下り、上の写真にも写っているがオレンジ、ピンクなど服がど派手。そして何より、その数が尋常じゃない。後日行った大阪・京セラドームと比べて明らかに多い。商売っ気だしすぎだよヤフードーム。ほんと落ち着かない席でした。

えーさて、上の写真上方になにやら垂れ幕のようなものがかかっていますが、

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さすがソフトバンク、「お父さん犬」を前面に出してます。でかい垂れ幕だけでなく、その下のバナーも。また、ソフトバンクに点が入ると大画面に出てきて「よし!よし!よし!」だって。

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さて本筋の野球ですが、ソフトバンク和田、ロッテはコーリーが先発。和田といえばパ・リーグのエース級でロッテはやられっぱなし。今日も1点とれるかどうか、、、と思っていたら、1回表先頭の西岡がヒット、そして3番井口がライトポール際に入るホームラン!驚きの2点先制で、ひょっとして今日はいけるかも...と思ったのですが、コーリーがヒットを打たれた後、自らの悪送球、四球でピンチを広げ、押し出し、タイムリーなどであっという間に逆転。お父さん犬の「よし!よし!よし!」が何度も出て、こっちはため息。

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長い長い1回が終わってこのスコアですから...負け決定が早すぎるよ。

もうこうなると気楽なもので、ある意味のんびりと野球観戦にいそしみました。
試合は3回に井口の2打席連続ホームランが出たほかは、和田の前にロッテ打線は三振の山、一方ソフトバンクも緊急救援した吉見を打ちあぐね、中継ぎの内もいいピッチング。0行進が続くようになります。

さて7回、ラッキー7、まずはロッテの攻撃。

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レフトスタンドのほんの一角、ロッテファンも懸命に盛り上がります。パ・リーグはどこの球団でもビジターチームの応援歌をちゃんと流してくれるのでいいですよね。セ・リーグはまちまちだそうですが。
さすがにここ福岡では数は少ないですが、声援はなかなかどうして奮っていましたよ。そういえば来る時のバスターミナルの待ち時間に後ろに並んでいたソフトバンクファンが、自分の友達になぜかロッテファンがいる、そいつが言うには応援がいいからだ、との会話。そうそうその通り、ロッテの応援は一球一球を大事にするし、静かにすべきときは静かにするし、相手への侮辱的な応援はしない、爽やかな応援です。よくぞ福岡の地でロッテファンになってくれたものです。並んでいたソフトファンは、5年前リーグ優勝したときにプレーオフの福岡ドームで里崎に逆転2ベースを打たれて日本シリーズに出られなかったことを恨みがましく話していましたよ。

話は逸れましたが、外野のロッテ応援団はまとまってがんばっていたものの、我々がいた内野席は三塁側にもかかわらず、前後左右赤い服をきたソフトバンクファンに囲まれ、思いっきりアウェーな感じ。とびとびに数人、ロッテファンはいましたけどね。まあ、ロッテの応援をしても絡まれるようなことはなかったですが。

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7回裏、ソフトバンクの攻撃。「いざゆけ若鷹軍団」が流れます。昔、ダイエーでよく流れてましたねー。始めの頃は、当時強かった「若貴軍団=二子山部屋」の歌なのかなーなんて思ってましたが...(いざゆーけー、むてきーのー、若貴ぐーんだんー 、なーんて)

この歌、応援歌らしくていいですねー。敵チームなのについつい覚えてしまいます。

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さて、満員の観客がジェット風船の準備をしています。ソフトバンクの風船は基本的に黄色一色。ときおり、緑やピンクも見かけますが(白はロッテファン?)、360度ぐるりとほぼ黄色に統一されていてすごい雰囲気。

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乱舞するジェット風船。この日は今シーズンホーム最終戦ということもあり満員御礼、それもヤフードーム史上最多の入場者数を記録したのだそうで。そりゃー、どアウェーですわな。

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試合は淡々と進み、8回にソフトに1点が入り、9回は抑えのファルケンボーグの乱調でロッテはノーアウト満塁のチャンスをもらいますが、救援の森福に内野フライとショートゴロゲッツーに打ち取られ、溜飲を下げることなくあっさり終了。まあ、これだけのお客さんが入ったすごい雰囲気の試合を見れたので、気分は悪くないです。

帰りも博多から福山までひかりレールスターでゆったりし、福山で500系のぞみに乗り換え。

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先頭8号車に行ってみると、乗客はゼロで貸しきり状態。そしてこの車両の最前部には

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子ども用、運転台風の座席あり。
これで画面がついていてトレインシミュレーターにでもなっていれば最高なのですが...それじゃあタダでできる「電車でGo」みたいになってしまうので、さすがにそれはなし。

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マスコンとブレーキ操作でスピード表示が変わるだけです。それでもこうして、結構夢中になって操作していましたよ。次はー新神戸ーなんてね。
おかげで新倉敷まではあっという間でした。

やっぱり、スタジアム観戦はいいですね。
そして、二日後の京セラドームにつづく...


祝!スペイン優勝 [スポーツ]

早起きして観た甲斐がありました。ワールドカップ南アフリカ大会決勝戦、オランダ×スペイン。
結末は延長まで戦って0-1という、いつものスペインらしからぬ、でも今大会のスペインらしい、ロースコアのゲームでしたが、緊迫の120分でした。

開始直後から数々のチャンスを作りながら点が入らないスペイン。一方、前半15分までのスペインの猛攻をしのぐと徐々にペースをつかんできたオランダ。全般的にはスペインがボールを支配し、チャンスも多く築くが、決定的なチャンスはむしろオランダの方で、ロッベンが二度決定的チャンスを決められない。スペインではセルヒオ・ラモスがビッグチャンスをつかむも、キーパーの好セーブにあったり枠に飛ばせなかったりで、ネットを揺らせない。

延長終了間際にイニエスタが決めたシーンは、1年前のチャンピオンズリーグ準決勝、チェルシー戦を思い出させました。ユニフォームを脱いでイエローカードをもらったところまで一緒。ただ今回は、若くして命を落としたハルケ(エスパニョール)の名を書いたアンダーシャツを見せたかった、という動機があったところがちょっと違いました。

さてさて自分を振り返ってみると、スペイン旅行をきっかけに(マドリードで泊まったホテルがサンチャゴ・ベルナベウのすぐそばだった)スペインのサッカーを見始めたのが96-97年のこと。以来、世界大会のたびにスペイン代表をひそかに応援し続けてきましたが、ユース世代では好成績を残すも、A代表では毎度評判倒れでベスト8が精一杯。喧伝される「無敵艦隊」という愛称も、「負けることを運命付けられた」無敵艦隊、というふうにしか聞こえなくなり、マスコミよ、もうその呼び名はやめてくれと思い続ける日々が続く。

しかし、EURO2008で「美しいサッカーをして、かつ優勝する」という夢を実現してくれたのに続き、W杯でも優勝。EUROではイタリアにPKで辛勝し、運がついていることもあったが、今回は初戦スイスに敗れながら以降はきわどい試合をくぐりぬけ、PKにもつれこむことなく優勝を勝ち取り、スペインらしからぬ「大人のゲーム」で勝ってくれた。もうこれで十分満足です。次からは、ドイツかアルゼンチンに優勝をあげてもいいよ、と思えるぐらいです。

話は少し戻るけど、ユース世代で強かった時代、そのハイライトはシャビ世代のワールドユース99での優勝。しかも決勝戦の相手が日本!この大会は本当に幸せだったなあ。残念だったのは、決勝戦で小野が出場停止だったこと、GKの南が6秒ルールで間接FKをとられてそれが先制点になったこと(あれ以降、6秒ルールの間接FKは見たことがない)ぐらい。日本は0-4で完敗しましたが、敗れても仕方がない相手でした。

以上、とりとめもない話でしたが、最後に一つ、今日残念だったこと。

決勝戦はスカパーで録画しながら追っかけ再生で見ていましたが、5時半頃からのものすごい大雨の影響で、受信画像がカクカクしだし、やがて画面が暗転し「受信できません」のメッセージが。後半、あるいは延長戦のいいところなのに...生中継を見ていたならNHK教育にチャンネルを替えるという手もあったが、追っかけ再生なのでそれをやると先に結末を見てしまうことになる。おーいスカパーよ、肝心なときにそれはないだろう、と思いながら、途切れては復活し、またしばらくして途切れる放送にやきもき。

結局、イニエスタのゴールシーンは見ることができてよかったのですが、終了2分前ぐらいにまた受信不能になり、次に映像が戻ったときにはもう試合が終わってました...


W杯 サイドストーリー [スポーツ]

ワールドカップも今日で準々決勝が終わり、残るは4チーム。ベスト8中4チーム残っていた好調南米でしたが、大本命ブラジルのほかアルゼンチン、パラグアイも敗れ、南米予選では苦しみプレーオフを勝ち抜いてやってきたウルグアイだけが残る結果に。一方、フランス、イタリア、イングランドと強豪国が早々に姿を消し苦しんでいたヨーロッパは、ベスト8に残った3チーム:オランダ、ドイツ、スペインがいずれも勝ち進み、ここにきて南米と形勢逆転。

今週行われる準決勝は平日なので見れそうにないのが残念ですが。


さて今日は、ワールドカップの本筋とはちょっと外れた、気になることをいくつか書き記しておきます。

まずは、世間一般でも比較的メジャーな周辺話題というと

  • ジャブラニ(公式球)
  • ブブゼラ
  • 誤審問題

の3つかな。 これらはマスコミでもいろいろ論評が出ているのでそんなに掘り下げるつもりはありませんが、

ジャブラニは「不規則な変化がキーパー泣かせ」「フリーキックをやたらとふかしてしまう」など、プレイのクオリティにも影響を及ぼしています。過去のW杯に比べて「ビューティフルゴール」が少ないように思えるのもボールのせいかな。

ブブゼラは、最初の数試合は本当に耳障りでしたが、今はもう慣れました。でも、ブブゼラの喧騒の中でイングランドサポーターの「歌」が聞こえると、ああいつもの応援でがんばるサポーターもいるんだなあと、やはり安心。

誤審問題は、大きな大会ではどこかしら出てくるものですが、これまではオフサイドとかハンドとか、きわどい判断が問題になるパターンが多かったのに対し、今回はランパードの「明らかなゴール」が見過ごされたという、今までにない明白なジャッジミスでした。数年前の、高校選手権岡山県予選の作陽高校のVゴール見逃し誤審(ゴールの奥のバーをヒットするすばらしいミドルシュートを、クロスバー直撃と見間違えたのか、ゴールと認めなかった事件)を思い出しました。

そう思って、あの幻のシュートを放ったサンフレッチェの青山敏弘選手のことをWikipediaで調べてみたら、なんと倉敷の連島出身、フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔選手の小中学校の同級生なんだって。すごいな連島。


続いて、僕だけが気になる?マイナーなサイドストーリー3つをあげると

  • タトゥーがうっとうしい
  • ボールが2個入る
  • 見慣れないスポンサー看板 

うーん最初の3つに比べて語呂が悪いな...

まずタトゥーですが、、、ベッカムが入れ始めた頃からか、数年前からヨーロッパの各国リーグでタトゥーを入れるのが流行りだしたなあとは思っていたのですが、今回W杯では本当に多かったなあ。何だか品がなくて、嫌いなんですよああいうの。それで連想したのが、2002年日韓W杯での「モヒカン」流行。考えてみればあれも、ベッカムが先駆けですね。まさにフットボール界のトレンドメイカー。でも、ベッカムならどんな髪型でも格好良くても、大概の選手は格好悪かったなあ。ワーストモヒカニストは、日本の戸田の赤モヒカンか、日本を破った試合で得点をあげたトルコのウミト・ダバラか。

ちなみに今回W杯のワースト・タトゥーは何といってもポルトガルのラウール・メイレレス(個人的見解です)。EUROで見たときはふつうの腕だったのに、今回は…まるで半魚人?地味ながらいいプレイをするのだけど、画面に映るたびに「そのタトゥーはやめとけー」と思ってしまう。

つづいて第2の「ボールが2個入る」問題。とにかく今大会は、スローインの時などにボールが2個入ることがやたらと目に付く。ボールパーソンの質が悪いのか?Jリーグでも、ボールが2個入るなんてめったにないのに、今大会は1試合に何回も見られたりする。プレイ以外の要因で試合の流れを止め、選手の集中力を削ぐなんて最悪。ブブゼラ以上に問題だと思うのだが...


そして最後、ピッチサイドのLED広告看板です。「中国英利」というインパクトのある広告が気になっている人もいると思いますが、太陽電池の世界大手メーカーです。あの手の広告は日米の大企業の専売特許かと思っていたところ、「中国もこういうところに広告を出すようになったかー」と感慨を覚えた人も多いはず。一方、一昔前に比べて日本の企業が減った気がする。そういう目でじっくり見てみると、なんと日本企業はSONYしかありません。TOYOTAもcanonもpanasonicもなし。うーん時代は変わったなあ。

とはいえ、過去に日本代表が中東や欧州に遠征しての試合で、ピッチサイドの広告看板が日本の企業ばっかり、しかも漢字で書いてある看板まであったりすると、スタジアムの観客はどう思うだろなあと気になっていましたから、南アのW杯で日本企業の看板が少ないのもある意味健全な気がします。日本に中東のチームがやってきて、ピッチサイドの看板がアラビア語だらけだったとすると…やっぱ違和感ありますよね。

見覚えのないロゴもちらほら見受けられるので、これは全部で何種類あるかなと、試合そっちのけで看板をじっくり見て書き出してみました。もっとも、後で気づいたのですが、FIFA.comのサイトを見れば全部載っていたのですが...

FIFAオフィシャルパートナーのadidas、Coca Cola、Emirates航空、Hyundai、SONY、VISAはさすがに別格で、全周一社で染まります。それにしても、Hyundaiはここに名を連ねるんですねえ。

あと、「POWERADE」も全周占有の特別扱いですが、これはオフィシャルドリンクだからでしょうか。POWERADEのGlobal siteを見てみると欧米各国のほか韓国サイトもあるのに、日本サイトがない。日本はスポーツドリンク市場をポカリスエットとアクエリアスで二分していて参入できないのでしょうか。

そのほか、二社で分割、複数社で分割というパターンがあり、二社だと

Castrol / Budweiser (バドも「百威」という中国語併記パターンあり)
中国・英利(もしくはYINGLI SOLAR) / マクドナルド
mahindra Satyam / Continental
MTN / SEARA

の組み合わせが見られました。このあたりから、見慣れない名前がでてきますね。
mahindraはインド。continentalはドイツでしょうか。MTNはアフリカ(南アが本部かな)。SEARAはブラジル。W杯らしくていいですね。(インドは出場はしていませんが、視聴者は多いらしい。)

複数社パターンになると、
prasa / SHANDUKA aggreko / FNB / Telkom / neo africa と、初めて目にするロゴのオンパレード。全部は調べていませんが、地元南アフリカの企業が多そうです。

日本企業の名がほとんどないのは寂しいけど、まったく知らない企業がずらっと並んでいるのはちょっとした楽しみになるし、世界的イベントとしては正しい姿だと思います。

次回W杯では、中国の進出がもっと進むんでしょうかねえ。ちょっとした、世界経済の縮図かもしれませんね。


やったぜニッポン!W杯グループリーグを振り返る。 [スポーツ]

ワールドカップ南アフリカ大会。

開催期間中は、週末のお出かけもほとんど封印し、家に缶詰めでサッカー三昧の日々です。そのおかげで、ブログ更新もすっかり停止状態でしたが、今日は日本快勝で気分爽快、ここまでを振り返って書いてみましょう。

(1)カメルーン戦。
1-0の勝利は得たけど、試合内容はずっと我慢のし通し。それも、かつてのブラジル戦(アトランタ五輪あるいはドイツW杯)のようにサンドバッグ状態で攻められまくるのでもなく、カメルーンの方も不甲斐ないところがありありでした。
日本の攻めも、1点はとったものの、人数をかけてパスをつなぐサッカーはほとんど放棄し、シュート数も極少。

と、書いてしまえば不満たらたらになるけど、それも今振り返っての感想なので、ちょっと目が贅沢になっているのかもしれません。なんだかんだ言って試合を見ているときは手に汗握り、体は緊張し、終わったときは「勝ったよ...信じられない...」と感動していました。

ちょっと冷静になってからの感想は「まるでイタリアのような試合をして勝ったな。」「それでも、勝ちさえすれば嬉しいものだし、国民もマスコミも喜ぶんだな。」
バルセロナで、クライフが言ったんだったかな?「つまらない試合をして1-0で勝つより、華々しい攻め合いをして2-3で負ける方を私は選ぶ」という名台詞がありましたが、この日の日本は前者をとりましたね。日本人もオトナになったなあ、と少し離れたところから見ている自分がいました。

トルシエ監督時代のヨーロッパ遠征でフランスに0-5で負けた後、トルシエが「日本には守りの文化がない」と言い放ち、次のスペイン戦ではガチガチの守備的布陣を敷いて攻撃はほとんど放棄、チャンスらしいチャンスはまったく作らないがスペインの攻撃には耐える、というつまらないサッカーをしたことを思い出しました(その時は後半アディショナルタイムにバラハにゴールを決められ0-1で負けたけど)。トルシエさんはカメルーン戦で「日本にも守りの文化ができた」と思ってくれたでしょうか。


(2)オランダ戦。
親善試合で0-3で負けたときのような、前からがんがんプレッシャーをかけてボールポゼッションも互角、というような日本代表を見てみたかった(もちろん、結果が0-3では困るが)のですが、この日も日本は前回よりオトナなゲームプランを立て、ボール支配はあきらめて守り優先、人数をかけない攻めを徹底。それでも、大久保をはじめとにかくシュートを打とうという気持ちは現れており、カメルーン戦よりはシュートを打ってましたね。プランどおり前半は0-0で乗り切りました。

しかし後半立ち上がりの攻勢に耐え切れず、スナイデルにゴールを割られる。(それにしても、スナイダーとかスネイデルとか、媒体によりいろんな読み方をされるスナイデルもかわいそうだこと。)

ここからはオランダも無理をせず、勝つサッカーに徹してくれたため、日本にも何度かチャンスは訪れましたが、ペナルティボックス内まで侵入してシュートを打つようなビッグチャンスはほとんどなく、終了間際に長友がエリア内で倒されたプレイも、主審の紛らわしいジャッジで一瞬PKかとぬか喜びさせておいてただのゴールキック。残念ながら0-1で敗れました。

しかし、カメルーンよりも強い相手に対して守りはほぼ同様にできていたし攻撃も改善していたので、日本は進化、といわないまでもW杯に慣れて普段の力を出せるようになってきたな、という感じはしました。

ここで失点を1に抑えたことで、グループ勝ち抜け条件がデンマークよりも有利になったことが大きかった。


(3)そして今日のデンマーク戦。
前半立ち上がり10分は、あまりよくない時の日本のパターンになっているような気がしました。ショートパスをつなぐのではなく、よりリスクの低い前線へのロングボールを多用し、それがつながらず相手にボールを渡して受身になる。かくして、ボールは支配され攻められっぱなしになる。
この時間帯はデンマークもフィニッシュがぱっとしなかったので、ピンチも少なく助かりましたが。

これを続けていてプレッシャーに耐えられるか?と思い始めた矢先、松井、長谷部と立て続けにペナルティエリア内への走りこみ・シュートが出て、この攻撃は過去2戦にはなかったぞ、攻めの姿勢がいいじゃないか、と少しポジティブに見られるようになりました。その直後に今度はトマソンがきわどいシュートを放ち、ゲームは打ち合いの様相に。

とそのときに、本田のFKで驚きの先制点。

さらに、30分には遠藤のビューティフルFKで追加点と理想的な展開。

メディアでは本田の無回転FKが絶賛されていますが、この日の2本を比べれば、本田のFKはキーパーソーレンセンの目測ミスもあったのに対し、遠藤の方はどんなキーパーでもノーチャンスのすばらしいゴール。それも、今大会の公式球ジャブラニには各国のプレースキッカーも手を焼き、ほとんど打ち上げるようなFKばかりだったのを、美しい弾道で沈めた遠藤のキックは世界に誇れるゴールだったと思います。

デンマークは後半、長身のラーセン、若いエリクセンらを投入してさらに前がかりになるが、日本も粘り強く跳ね返して守り、攻めるときはしっかりフィニッシュまで持ち込み、互角な戦いを繰り広げます。PKで1点返されるも、終了間際に本田がゴール前で鋭い切り返しを見せてDFを振り切りフリーの岡崎へプレゼントパス、岡崎が難なく蹴りこんで決定的な3点目。そしてそのまま3-1でホイッスル!

試合展開、内容とも、安心してみていられるし、攻め合いで面白い。同格または格上のチームを相手に、面白い試合をして、しかも勝つという、近年の日本代表ではなかなか見られなかった、ベストマッチでした。

まあこういう試合になった要因をひもとくといろいろあって、

・デンマークは勝たないと決勝トーナメントに上がれない → 攻めざるを得ない → 日本にもチャンスが出る 、というシチュエーションだったこと。もし逆の立場でデンマークが引き分け以上でよかったなら、こういう展開にはならなかったでしょう。デンマークのほうが試合巧者ですから、「狙って引き分ける」戦いが十分にできたことだろうし、そういう相手を崩して勝つのは日本にとっては不得手。
そういう意味で、オランダ戦を1失点に抑えたことが本当に大きかった。

・今日の主審のジャッジは神経質で細かかった。大体、前半10分、20分ぐらいで遅延行為のイエローを出すなんて、前代未聞だ。遅延行為は後半の半分以上過ぎたあたりでしょう?まあこの2枚のイエローは日本に災いしましたが、それ以外は概ね日本にとって有利に働きました。たとえばちょっとしたコンタクトプレーでもすぐにオフェンスファールをとってくれたのは助かった。ベントナーなんて、普通にヘディングで競り合っただけなのにバンバンファールをとられていて、ちょっと可哀想なぐらいでした。

こうした背景もありつつ、やはり会心のゲームは会心のゲーム。いいぞニッポン!

大会が始まる前は「0勝3敗」という本を買って読み、きっとそうなるだろうと思っていたのに、「2勝1敗」とは望外もいいところ。

でもここまで来たらまた欲が出ます。決勝トーナメントは引き分け狙いがないので、基本的に今日のようなオープンな攻め合いのゲームになってもいいはず。日本代表には、ボールを小気味よく回しつつ、スペースに人が走りこみ急所にズバッとパスを通す、そんなサッカーを見せてほしいですね。

さてさて残る心配事はスペイン代表です。2戦目は勝ったものの、今夜のチリ戦で勝たないと、フランス・イタリアに続く優勝候補の敗退になりかねない。一方チリはフクアリで生観戦して以来、現代の流行とは一線を画す攻撃的で個人のアイディアを生かしたサッカーが気に入って、こちらもぜひ決勝トーナメントに上がってほしいチーム。うーん、ホンジュラスがスイスを負かしてくれないかなー。


11/28(土)桃スタにて ファジアーノvsヴァンフォーレ [スポーツ]

カメラを修理に出しているので、カメラのない週末/カメラレス・ウイークエンド(合成語)/Weekend without my camera といったところか。
ということで、ケータイカメラにがんばってもらいましょう。

ところで、岡山風イントネーションでいえば「携帯」は、「セーター」みたいにケーの部分が高い発音になる。人の名前の「けいた」に「い」をくっつけたような感じ。広島あたりも同じなんだろうか。

いきなり話がそれました。

お昼は近所の「さぬきうどん庵」にて、夏に食べて美味しかったぶっかけうどんの温かいバージョンを。

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温かいぶっかけもうまいです。前回は汁のあるうどんにしたけど、こっちの方が美味いと思うな。

午後は、本日ホーム最終戦となるファジアーノ岡山の試合を見に行きました。
17時キックオフということで、15時半ごろ家を出て、40分ぐらいで北長瀬の臨時駐車場(シャトルバス付き)につくだろうと踏んでいましたが、大西交差点から国道2号に入ると、いきなり大渋滞。対面通行の立体道路ではちょっとした事故でもあるとすぐ渋滞してしまうので、こりゃー事故かなと思ったが、行けども行けどもそんな兆しはない。結局立体区間の最後、新田交差点まで来て渋滞の原因が判明した。新田交差点のすぐ先にオープンした「ニトリ倉敷店」に入る車のため右折レーンがいっぱいになり、それが本線に延びて、延々つながって高梁川大橋のあたりまで来ているらしい。渋滞距離推定5km、通過時間30分近く、何と迷惑な!オープニングセールでもやっているんだろうけど、こちとら新聞折込チラシなど知らないので、予測もできなかった。普段なら5分で通過してしまう距離なのに…

北長瀬に着いたときには、16時半をすぎ、スタジアム行き最終バスが出てしまった後。悔しいけど仕方がないので岡山駅前まで行って駐車場にとめた。そこから一生懸命歩いたけど、さすがに試合開始には間に合わず、10分遅れでスタジアムに入った。

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カンコー学生服の尾崎商事が命名権を取得したので、来シーズンからは「kankoスタジアム」となり、「ももスタ」としては今日の試合でしばらくの間見納めとなります。

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今日の対戦相手のヴァンフォーレ甲府は前節で湘南との直接対決に敗れたものの、J1昇格の望みは残っており、アウェーとはいえ勝利が絶対に必要なところ。当然試合はヴァンフォーレが押し込むことが予想されたが、ふたを開けてみると、ファジアーノが中盤でボールをキープしゴール前にもボールを運ぶ一方、ヴァンフォーレはボールをつなげず、マラニョン、キムシンヨンの強力2トップも抑えられ、チャンスを全く作れない。

後半に入ってもファジアーノペースは変わらず、ヴァンフォーレはろくにシュートも打てない状況が続く。しかし途中交代で入った松橋が、自陣からのロングボール1本でDFの裏に抜け出し、キーパーとの1対1を決めて、ヴァンフォーレ先制!これだからサッカーは分からない。

先制点を取られた後、ファジアーノの攻撃は若干空回り気味になり、交代で入ったFW三木も機能していなかったが、FW武田投入後は俄然攻撃が活性化する。それまではゴール前まで攻め込んでも横パスをしてしまいシュートが少なく、サポーターからも「うてよー」という声が出ていたが、武田はガンガン勝負をしかけ、それにつられてか他の選手も含めシュートをどんどん打つようになり、スタンドは盛り上がってきた。
後半終了直前にはゴールネットを揺らすシーンもあったが、残念ながらオフサイド。ロスタイムの最後のCKではキーパーの真子もゴール前に上がったが、惜しくも得点ならず。ホーム最終戦を白星で飾ることはできなかった。

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ヒーローインタビューを受ける松橋選手に拍手を送る甲府サポーター。遠方からご苦労様です。J1昇格がかかっているとあって、バックスタンド側のサポーター席からは、ずっと途切れることなく声援が送られていました。

試合が終わって、折角駐車サービス券もあったので(試合観戦者は西口パーキングが時間無制限500円ナリ)、東口に出てビックカメラに行って、カメラコーナーをぶらぶらしながらCanonのEOS7Dや50D、NikonのD300SやD90、PENTAXのK-7などをさわりました。倉敷の家電量販店では、実機展示はエントリークラスに限られてしまうので…

ミドルクラスのデジ一ほしいなあ。7Dはさすがに高いし重いから手が出ないけど。 

夕食は岡山駅地下街の「陣山ラーメン」にて。地下街のラーメン屋とはいえ、おかやまラーメン博(後日紹介します)に出店する名店のようで、侮れません。

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夜8時近くでしたが、結構な混雑ぶり。基本の陣山ラーメン600円を食しました。美味しかった。
チャーシュー麺や野菜タワーラーメンも気になりましたが。

ちなみに、カウンターの隣ではヴァンフォーレのユニフォームを着た夫婦が。遠路はるばるご苦労様です(勝手に甲府から来たと想定)。岡山はいい思い出になりましたか?

寮に帰ってみたら、PENTAXからカメラが届いていました。予定では12月3日修理上がりで、来週末着見込みとのことだったのに、1週間早い!えらいぞPENTAX様。もうちょっと早くついていれば桃スタにも持っていけたんだけど…という贅沢は言わないようにします。ということでカメラレス・ウイークエンドは一日で解消です。


ベイタウンコアにジェフ来たる [スポーツ]

今日は総選挙の日。いよいよ日本の政治が大きく動くか?という日です。僕は7月に倉敷に住民票を移したばかりなので、「3ヶ月以内の転入者には選挙権はない」ということで、この国民的大イベントに参加できないのかとがっかりしていたら、千葉市の方からはるばる倉敷まで投票券が送られてきました。ちょうど千葉に帰る週末が投票日なので、無事投票できることに。選挙情勢としては岡山4区(橋本龍太郎ジュニアvs民主党若手)の方が情報があるのですが、千葉1区も見知った候補者なので大体分かる。天気が崩れそうなので朝のうちに投票してきました。

 

さて世間ではもっぱら選挙が話題の日ですが、ベイタウンではジェフのホームタウンキャラバンがベイタウン・コア(公民館)に来るというイベントの日でもあります。

 しかし天気はあいにくの大雨。

選手のサイン会もあるとのことなので相当大勢の人が来るかと思いましたが、この天気のせいかそんなに多くはなく、安心してサインをもらえそうだなというぐらいでした。

 

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晴れたら外の芝生でボールを使った遊びをする予定でしたが、雨なのでホールの中で紙飛行機とばし大会と「元気みちみち体操」の二つのイベントでした。

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紙飛行機は、最初は皆あまり関心がないようだったけど、「ホールの反対側の壁に当てるまで飛ばすと商品あり」とのことで皆俄然やる気が出てきました。大人も子供も一生懸命に飛ばそうとしますが、なかなか思うように飛ばず、壁に当てた人は二巡して3,4人ぐらいだったかな。僕は壁まであと数mのところまでいったんですが、惜しかったなあ。

選手は、当初ボスナー、ネット・バイアーノ、ミシェウの3外国人選手が来る予定でしたが、結局来たのはボスナーだけ。質問コーナーでは「ポジションはどこですか?」という、ジェフの試合を見たことがないのがバレバレの珍問もあり苦笑を誘いましたが、にこやかに付き合ってくれました。

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サインをするボスナー選手
タグ:ジェフ

千葉ロッテvs東北楽天 [スポーツ]

マリンスタジアムにて、息子&お友達と3人で野球観戦をした。お友達は普段は野球を見ないとのことだったけど、楽しんでいただけただろうか?

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 夏休み最後の土曜日ということで場内アナウンスでは満員とのことだった。実際にはびっしり満席ではなく、荷物置き用の席をとっている人が多いのだが、3人分の空席はなかなか見つからない。荷物をどかしてもらうなどして、ようやく3人分の席を見つけることができた。我々は両隣に人がいて荷物置きもない状態だが、片方では2席分をゆうゆうと確保して荷物をおいているおじさんもいたりして、何だかなあ。

試合が始まってから来た人の中には、席が確保できず、通路に座っていた人もいたようだ。

 我々の席の後ろでは立って声を出して応援する熱心なロッテファン、前には少年野球チームの集団と、なかなか賑やかだった。少年たちは、「○○ヒット」コールのときの手の動かし方がバラバラだったりしていかにも初観戦という感じだったが、盛り上がって観戦しようとしている姿は微笑ましかった。ロッテファンが立ってジャンプするのを真似しようとしてコーチにたしなめられ、しゃがみながらピョンピョン跳ねるまねをするなど、周りに迷惑をかけないようにしていたのは立派。

さて試合の方はというと、ロッテ先発は小野、楽天先発は左腕長谷部で、ロッテ打線は堀・竹原・ベニーを入れるなど右打者をずらりと並べた。サブローがスタメンから外れているのが残念。

長谷部はやたらとワンバウンドの球が多く、ランナー1塁でワンバウンドのボールを投げてキャッチャーが捕れず、楽々と進塁を許してしまう(記録は盗塁)ということが2回もあった。

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4回裏にはロッテが連打で同点に追いつく。野村監督は2失点目で早々と長谷部に見切りをつけ、2番手小山にチェンジ。1アウト後、代打福浦が逆転の2ランホームラン!!スタンドは大騒ぎ。

 

しかし、小野もぴりっとせず、すぐに追いつかれてしまう。

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6回表には、2番手上野が無死1塁から送りバントを2塁へ悪送球。ああ、昨日のヤクルトも同じパターンだったなあ。

悪い予感は当たり、1,3塁からレフトへの浅いフライを、ホームへの送球をあせったのか竹原がグラブからポロリ。労せずして3塁ランナーはホームイン、楽天ファンからは「いいぞ、いいぞ、竹原!」の声援が。相手のエラーに感謝の声援とは、応援マナーとしていかがなものか?楽天ファンの皆さん。

 

この後、楽天救援陣のリレーの前に音無しのロッテ打線。

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8回裏には2四球でチャンスを作り、代打の切り札・サブローの登場でファンの盛り上がりは最高潮に。

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しかし、初球内野ゴロに倒れ、万事休す。ここでスタジアムを後にした。

案の定、そのままのスコアで試合は終わった。


神宮球場 ヤクルトvs中日 [スポーツ]

神宮球場でヤクルト対中日戦を観戦した。
東京に来る機会もだんだん少なくなるので、せっかくのヤクルト株主優待券を使っておこう、と思いまして。

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といっても、一番安い外野自由席2枚引き換えなのですが。

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夕景がなかなか美しい。


ヤクルトの先発はユウキ、中日の先発は朝倉。スタジアムに入ったら1回裏になっていて、既に中日が1点リード。

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ヤクルトも1回、2回とランナーを出すがホームに還せない展開。
しかし、中日が3回に追加点をいれた後の3回裏、ガイエルが渾身の一発。

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この写真、本当にホームランの瞬間です。

今日はレディースデーなので女性にはピンクの紙が渡され、得点後の東京音頭ではいつもの傘に加えてピンクも混じり華やかな雰囲気。


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夏休みということで花火の打ち上げもあった。

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しかしその後も中日に追加点を許し、苦しい展開が続く。
ヤクルトはガイエルが2本目、代打飯原にもホームランが出て、終盤に追い上げを見せる。

それでも最終回、3点差でマウンドには守護神岩瀬があがり、落合監督は手堅いな、これで終わりだろうな、という雰囲気が漂う。

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ところが岩瀬が思わぬ乱調でランナーをため、1死満塁となる。ここで畠山の打球はライトへの大飛球。入れば逆転サヨナラ満塁ホームラン!!とスワローズファンは身を乗り出したが、惜しくもフェンス前で捕球され犠牲フライどまり。この後再び満塁となったが、最後の打者米野が凡退しゲームセット。


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しかし最終回の盛り上がりに、スワローズファンにも少し満足感が漂う。

 

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さて、試合以外の感想ですが、スタンドにアラフォーぐらいとおぼしき「おひとり様」の女性がポツリポツリといるのが見受けられた。(写真ではちょっと分かりにくいが...)
このあたり、東京・神宮前という立地も関係あるのか。千葉マリンや西武ドームにはあまりいなさそうな気がします。東京の奥深さを見せられたような気がした。・・・考えすぎか。


ファジアーノ岡山vsロアッソ熊本 @桃太郎スタジアム [スポーツ]

8/23(日)の後編です。

その4.J2ファジアーノ観戦

図書館から家に帰って、いろいろあったこの週末のブログを書こうと思ったのだが、そこでまた新たな野望が頭をもたげる。

一度は行こうと思っていた桃太郎スタジアム。いつでも行けるだろうと思ってこれまではアクションを起こさなかったが、週末は千葉に帰省することもあるのでホームゲームで行けるチャンスは意外と多くないということに気付いた。
ホントは名前を知っている選手が多いセレッソ大阪、ベガルタ仙台、湘南ベルマーレあたりがいいなと思っていたのだが、そうそう選り好みもできそうにないので、思い立ったが吉日とばかり、今日のロアッソ熊本戦に行くことにした。ロアッソか...知っている選手といえば、藤田がいるな。あと10番の木島とか。去年は点取り屋の高橋がいたんだけどな。

と決めたのが午後5時半@寮。今から行って7時キックオフに間に合うのか?と首をかしげつつも、ええいままよ、とばかりに車を走らせる。
ナビに岡山駅西口をインプットしてGO!

日曜の夕方で道はどうなのかなと思っていたが、案外スムーズで、信号の少ない国道2号バイパスをかっ飛ばす。岡山市内に入るとさすがに混むのかと思っていたが、道が広い!沿道も倉敷より栄えていて、岡山はやっぱり都会だと実感した。
結局岡山駅西口まで40分で到着した。

駅から結構距離があるので、初めは路線バスに乗ろうと思い東口まで行ってみたが、なかなか来そうになく、キックオフまで時間がなくなってきたのでタクシーに乗ることにした。東口から西口にぐるっと回った分高くついた。こんなことなら西口からさっさとタクシーに乗っとけばよかった。

タクシーの運ちゃんに「桃太郎スタジアム」と告げると、「今日何かあるんですか?」だって。あれ、今日ほんとに試合あるのかな、と一瞬不安になる。でも西口からスタジアムへの大通りではポツポツとファジアーノのシャツを着た人たちがいるので安心した。まあつまり、サッカーの試合があってもタクシーのビジネスになるようなものではないので運転手さんも知らない、ということなんでしょうな。

スタジアムに着いてチケットを買う。メインスタンドの真ん中辺がS席、それ以外はA席で、全席自由という分かりやすい設定。値段の方は、S席が当日で2,000円!J1と比べてなんと安いことか。フクアリだったらこれはサポーター席の値段で、メインの真ん中なんて倍以上するのに。これ位安けりゃ観戦のハードルも低いよね。

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さて食べ物はどうするか。場外に並んでいるテントで結構いろいろなスタジアムグルメが売っている。その中で一番先に目に付いた炙りチャーシューごはんを買うことにした。津山名物ホルモンうどんには惹かれたが、列ができていたのであきらめた。

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スタジアムに入ってみると、結構お客さんが入っている。自由席なので、メインスタンドの真ん中辺はもぎっしり。ちょっと横に移動し、かつ上のほうに上がって、ようやくまとまった空席を見つけた。

このスタジアムはサイドスタンド(ゴール裏)がほとんどなく、応援団はバックスタンドの端の方に陣取っている。陸上競技場なのでフクアリのようにいかないが、兼用の中では見やすいほうだと思う。少なくとも市原臨海とは比べ物にならないぐらいいい。

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ピッチを見下ろすとこんな感じ。

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こちらはファジアーノ応援団

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こちらはロアッソ応援団。エヴァンゲリオン風横断幕あり。「逃げちゃ駄目だ」とか

メインスタンドは全体に屋根がかかっていて、雨のときは重宝しそうだが、今日に限っては風が通らないのでムシムシと暑い。

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さて試合メンバーをみてみると、竹田、青木孝太の元ジェフ組がスタメン。竹田君は打瀬中出身の子だ。シーズン当初は出ていなかったけど、最近はメンバーに定着してるな。
FW西野は最近よく点とってたよな。あと喜山もアフターゲームショーのハイライトシーンで見たことあるぞ。保坂はもと甲府の選手だったな。うんうん、そこそこ分かるぞ。
熊本の方は、藤田はもちろんのこと、前線の宇留野、小森田ぐらいは分かる。

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(マッチデープログラムの表紙は竹田くん)

試合の方は、ゆっくりとした立ち上がりだったが、前半の中ごろ、ゴール前で味方にあたってこぼれてきた球を西野が思い切ってシュートしたら、きれいにゴール左隅に一直線に吸い込まれる。しかしその直後、岡山ゴール前で素早いリスタートから宇留野に抜け出され、あっさり追いつかれる。

しかしまたまたその直後、ゴール右45度から西野が思い切りよくシュートをうち、これがキーパーの手をはじいて熊本ゴールへ。2-1。2点とも、僕の見ていたところからちょうどいい角度でゴールに向かっていくボールが見えた。

その後、熊本がCKから押し込んでまた同点か、となるが、これはファールがあってノーゴール。スタジアムは安堵の雰囲気になった。

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ファジアーノサポーターは結構応援熱心で、秩序がある。いわゆる応援団は切れ目なくずっと応援をしているし、スタジアム全体でも手拍子で応援を後押ししていて、とてもいい雰囲気だった。一体感があってなかなかいいスタジアム、いいサポーターだ。

前半、スコアは動いたものの、あまり効果的な攻撃がなくシュートも少なかった両チームだが、後半になってロアッソが俄然攻勢を強めてきた。特に右サイドのスペースをうまく使い、サイド深くまで切り込んでクロスボール、というシーンを何度も演出しファジアーノを押し込む。サポーターはハラハラしているが、ニュートラルな僕にとっては面白くなってきた。

ここでロアッソは木島を投入。木島の思い切ったドリブル突破も加わり、流れはさらにロアッソに傾く。懸命に耐えつつ、時折カウンターを繰り出すファジアーノ。後半も30分を過ぎたあたりからか、ロアッソに攻め疲れが見え、シュートまで至らなくなってくる。一方ファジアーノはカウンターがさえ始め、逆にロアッソゴールを脅かす。ゴール前からのこぼれ球を喜山がとらえたロングシュートは前に出ていたディフェンスとキーパーを抜けてゴールに一直線に向かっていったが、無常にもクロスバーに当たって真下に落ち、得点ならず。一瞬周囲の皆が頭を抱えたが、次の瞬間「惜しいー」と大拍手。
スタジアム全体の応援に押され、あとは危なげなく守りきってファジアーノ勝利。

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選手を歓声で迎えるサポーター

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ファジ丸も拍手!

この試合で僕の目についたプレイヤーといえば、まずなんと言っても藤田。体の使い方がうまく、ボールが収まったらまず奪われないし、簡単にさばきつつ、大事な場面で急所にスルーパスを通す。これまでスタジアムで見たことのある中では、時折見せる小憎らしいプレーも含めガンバの遠藤みたいな存在感があった。そういえば、藤田のキャプテンマークの色が前半と後半で変わってたな。気付いた人は何人いただろう。(左:前半、右:後半)

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ファジアーノでは、中盤の底の竹田、喜山が大事なところによく顔を出し、ボールを拾っていた。喜山は惜しいシュートもあった。竹田も後半にいいフリーランニングでシュートチャンスがあったのに、打たずにパスしたのが惜しまれる。2点をあげた西野に目が行きがちだけど、中盤の二人が利いていたと思う。
ロアッソでは、26番の山本翔平がときおり軽やかなタッチでドリブルを見せたのが印象に残った。また18番の石井も大事なところでボールを奪い、鋭いロングシュートも見せていた。

全般の感想として、始まる前はJ2のしかも下位チームってレベル的にどうなんだろう?という疑問があったが、今日の試合に関して言えばJ1と比べてもそんなに遜色はなかったと思う(比較対象はジェフ...ですが)。たぶん個々のプレーの質などは、J1と一緒にやれば差は出てくるのだろうが、その昔鳥栖で見た試合と比べてJ2もずいぶんレベルが上がったんだなと思う。

J1との大きな違いは、圧倒的な選手がいるかどうか。今のジェフにはちょっと見当たらないのが寂しいが、たとえば一昔前で言えば水野はすごかったし、他チームで言えば甲府-ガンバのバレーとか川崎のジュニーニョとか、一人で何とかしちゃうタイプの選手。そういう意味では、J2ではセレッソの香川クンが見たいなあ。

後半途中、本日の入場者数が発表されたとき、スタジアムはおぉーと盛り上がった。

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結構入っていたので1万人ぐらい行っているかと思ったが、8,677人。フクアリの感覚だと8,000人台はかなりガラガラな感じに見えるが、それは安いサイドスタンドに人が集中し、高いメイン・バックスタンドが空いているため。ここではまんべんなく人が入っていて、満席感がある。

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ただしサイドスタンドはほとんどおまけで、上の写真の南側サイド芝生席では、サッカーをしているのか?走り回って遊んでいる子供たちがいた。いちおう有料入場エリアなのだが...ま、牧歌的でいいとも言える。


さて試合が終わり、帰りは駅西口パーキングまで歩いた。
人波(っていうほでもないけど)を追いかけて歩いていくと、だんだん人が減ってきて、気付いたらそこは野球場周りの駐車場。あれ、駅ってこっちでいいのかな...不安になりつつも、方向感覚を信じて野球場沿いに一人寂しく歩く。
かなり行ったところで公園を出る小さな出口が見つかり、そこから先に多少歩行者が見え、また来るときに通った済生会病院の建物も遠くに見えたので、「間違ってなかったみたい…」とひと安心。勝手に確信して、大またで歩いて前を行く人たちをずんずん追い越し、ひたすらまっすぐ行くと、来るときに通った大きな交差点にぶつかり、正解だった。

かなり早足でも駅前まで17分。フクアリに慣れた身からするとちょっと遠い。明日は会社がある、日曜の夜だしね。土曜はJ1開催が主で、J2はどうしても日曜開催が多くなるのはちょっとつらい。春や秋になれば昼間の開催で、帰りの負担感も軽減されると思うけど。

なかなか面白かった。また見に来ることとしよう。来年は、ここでジェフを応援することになりそうだな…
いや、もうその頃にはファジサポーターだったりして。


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