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4/15(日)京都の桜(4)法金剛院 [花]

この日最後の桜スポットとして寄ったのは、花園駅のすぐ西にある法金剛院。その庭園は、大河ドラマ「平清盛」で壇れい演じる待賢門院が造園させたとのことで、900年近くも前からここにあったものということになります。

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駅前の通りに面する門は固く閉ざされており、さてどうしたものか?と思い横に回ってみると、駐車場からどうやら入れそう。しかし、拝観受付では「16時で受付終了」とあり、時計を見ると時刻は16:01!折角来たのに引き返すしかないのか...だめもとで受付に声を掛けてみたら、拝観は16:30までで30分しかないけど、それでもいいか?とのこと。それでいいので入れてくださいと懇願し、無事入ることができました。

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法金剛院は蓮の花で有名だそうですが、この時季は礼堂前にある1本の枝垂桜が見事。四方から眺めると、樹と背景の組合せでいろいろな楽しみ方ができます。

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枝越しに礼堂の方を見る。

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逆に、礼堂側から枝越しに池の方を見る。

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池の向こう側から桜、雪柳、木瓜(ぼけ)、そして礼堂を見る。木瓜の赤がアクセントになっているのがいい。

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そして、何人もの人が礼堂の廊下に座ってぼーっと眺めていましたが、これがその眺めです。一日京都を歩き回って疲れた足を休め、何も考えない贅沢。あまり軽々しく使いたくない言葉ですが、これこそまさしく癒しの時間でした。

受付の人おすすめの、重文の仏像もしっかり見学させていただき、無事法金剛院を後にしました。

花園駅は快速が止まらず、時間をきちんと見て駅に行かないと20分待ちになってしまうことに気付き、急いで駅へ。16時29分の電車に間に合い、新幹線も予定より1時間繰り上げ、自由席で席を確保することもできて無事に帰ることができました。

この日は行く先々全てのところが素晴らしく、さすがは京都と感嘆させられる旅でした。

また別の季節に、そして来年にも来たいと思います。


タグ:京都

4/15(日)京都の桜(3)妙心寺退蔵院 [花]

JR花園駅から北東に5分ほど歩いて、南総門という門をくぐると、そこは広大な妙心寺の敷地です。

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敷地内には46もの塔頭寺院があり、右も左もお寺、お寺。それも、大きな寺院で別々の役割を持った建物が建ち並ぶのとは違い、それぞれが独立単位となっています。まるでお寺のニュータウンのよう。
妙心寺のウェブサイトによると、塔頭(たっちゅう)というのは元来は高僧の墓のことで、その近くに小庵を建てて弟子たちがそこを守ったものが、明治以降に寺として独立したため、このように多数の寺院が存在するようになったそうです。

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この妙心寺の中で桜の名所として知られるのが退蔵院です。
狩野元信作庭の枯山水庭園も有名ですが、花と紅葉に彩られるのは昭和の名庭「余香苑」。拝観料を払って中に入ると、順路案内看板はまず余香苑の方を指し示してくれます。

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小ぶりな門をくぐると目の前には満開の枝垂桜が待ち構えてくれていました。

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左右には白砂と黒砂の枯山水の小庭「陽の庭」「陰の庭」があり、桜の枝の下からそれらを眺めることができます。黒い砂を用いた枯山水というのは珍しいのではないでしょうか。新鮮に感じました。

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他ではあまり見かけない、ツツジのような鮮やかな紅紫色のヒモ状の花をつけているのは、常磐満作(ときわまんさく)です。普通の満作(万作)は黄色で、華やかなイメージはないのですが、この色だと桜と並んでいても桜を凌駕する華やかさです。

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こちら山吹はまだつぼみも多いですが、一輪は満開になっていました。

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パンフレットにも載る、下流にある藤棚のあたりから見上げたアングルです。あまり大きな庭ではないのに、奥行きがすごくあるように感じます。このように見せるため、構造上目立たぬ苦心が随所に施されているとのことです。

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方丈庭園に戻り、枯山水庭園「元信の庭」を見ます。こちらは、正面に入ることはできず、隅から覗き込むような角度で見るしかないため、一度に見ることができるのは数人だけです。そのため、人が一時に集中すると行列になるようです。到着時はすごい数の靴があり、庭見物待ちがあったようでしたが、余香苑を見てから戻ってくると幸いにも人は少なく、なんとか見ることができました。

なお、退蔵院のサイトの元信の庭のページでは、一般の人は見ることができない、この写真の奥側から撮った写真が紹介されています。

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方丈の障子の引き手部分は紅葉をあしらった障子紙になっており、風流を感じさせてくれました。

以下、その4に続く。


タグ: 京都

4/15(日)京都の桜(2)二条城 [花]

平安神宮を出ると時刻は11時半。少し早めの昼食をとることにしました。観光ガイドで事前にチェックしていた店がすでに移転していたため、見つけた店に飛び込みで入ることに決定。

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Cafe Rokujian という、平安神宮の東にあるカフェです。

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表にはテラス席あり。内部は一つとして同じテーブルがなく、椅子ありソファーあり、壁に書が架けられているといった個性的なカフェです。ランチメニューはパニーニ、パスタ、キーマカレーの3種類があり、いかにもカフェという感じ。

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量はやや控えめのカフェ仕様。味はまあ標準でしょうか。出てくるのにかなり時間がかかったのは、一人で調理しているからかな。昼時になると店は満杯になり、早めに入っておいて良かったです。

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ちょっと満腹には足りないなというところだったので、東山駅まで歩く途中にある和菓子屋さん「平安殿」でデザート代わりにお菓子を買いました。平安殿と粟田焼、花見団子と三者三様のものを一つずつ買い、店先のベンチで早速いただきました。

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僕が選んだのは粟田焼ですが、外の皮は醤油風味で、上州の焼まんじゅうのようですが、中に粒あんが入っていて甘く、焼まんじゅうよりずっと美味しかったです。

さて、次は地下鉄に乗って二条方面へ。当初の予定には入れていなかったのですが、折角なので二条城にも寄って行こうということになり、二条城前で下車しました。

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二の丸御殿の南側の通路を進むと、突き当りには「桜の園」があり、多種多様な桜が植えられています。

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咲く時期の違いにより長い期間楽しむことができるように設えられています。足元がタンポポで黄色く染まっているのも美しい。桜の色もピンクのほかに白や緑などいろいろ楽しめました。

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本丸御殿の南西、天守閣跡から見下ろしたところ。ここから見ると、桜はまばらに見えますが。

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下に降りてみると見事な枝垂桜の並木です。このあたり、計算されているなあと感じました。

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本丸に渡る東橋。後ろに桜の園も見えます。多くの観光客がこの橋を渡って行きます。

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清流園です。西側はこのような池泉式の日本庭園、東側は芝生の洋風庭園になっており、芝生の側では庭園結婚式が開かれていました。

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清流園の東側には桜が多く植えられており、先に花を散らしたソメイヨシノの花びらで花じゅうたんができていました。

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ここにも枝垂れの名木があり、人が近寄らない場所にあるので木そのものをじっくりと写すことができます。

二条城の定番コース、二の丸御殿にも行きました。中学校の修学旅行以来久しぶりで、中のことはすっかり忘れていましたが、想像以上に大きかったです。何よりも、人が大勢のため連なっての牛歩状態で、時間がかかりました。建物内の文化財を外光から保護するため庭園側の障子が全て締め切られていたのは残念。廊下に座って庭園を眺めると本当はいいと思うのですが。ちなみに内部は撮影禁止のため写真はありません。

ところでさすがに有名スポットの二条城、この日行った他の場所と比べて断然外国人観光客が多かったです。

次は地下鉄とJRを乗り継いで花園へ。

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二条駅では、上り特急がやってきたのでパシャリ。京都口の特急は全部新型の287系に置き換わったのかと思っていたけど、まだ183系が走っていたんですね。

以下、その3に続く。


タグ:京都

4/15(日)京都の桜(1)平安神宮 [花]

好天の予報の日曜日、新倉敷から7時25分のひかり号に乗って、桜の名所が目白押しの京都へ行きました。9時前には京都駅に到着、楽々日帰りできるという千葉時代には考えられなかった旅程で、岡山のメリットを満喫しています。

桜、GW、紅葉の時期は京都市内の道路が大渋滞するということは経験済みだったので、今回バスで行くスポットは捨てて、電車移動できる場所に絞りました。まずは平安神宮です。

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平安神宮の手前、岡崎疎水の河畔に桜並木があります。南側は一足先に散ったようですが、北側はちょうど満開見頃でした。

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疎水の橋を渡って近代美術館、府立図書館の前を過ぎ、二条通を越えると公園になっています。角には2本の色違いの枝垂桜があり、さっそく観光客が群がって写真を撮っていました。

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公園の真ん中には、ひときわ見事な枝垂桜が満開になっていました。青空の下、鮮やかなピンクが映えています。

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朱塗りがちょっとけばけばしい応天門です。これまで平安神宮といえば、通りからもよく見えるこの応天門と大鳥居のイメージが強く、京都の寺社の中では派手そうで、バスで前を通り過ぎるだけで足を踏み入れたことはありませんでした。

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門の中は広々とした空間。正面奥の方には大極殿が見えます。しかしこの時期の平安神宮といえば建物よりも裏にある神苑がメインです。ここまでの参拝は無料ですが神苑に入るには拝観料大人600円がかかります。

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まず入ってすぐの南神苑に見事な枝垂桜があります。ここで足を止める人が多数あり、人が写らないアングルを探すのが難しい状況でした。

西神苑、中神苑とぐるっと回って、もう一つのハイライトが東神苑。

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枝垂桜越しに、栖鳳池にかかる橋殿・泰平閣をのぞむアングルに多くのカメラマンが挑戦していました。神苑の拝観券の写真と同じアングルですが、全く同じように再現するのはなかなか難しい。

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泰平閣は、橋に屋根がついていて中には椅子もあり、座って休憩する場所にもなっています。そこから、先ほど写真をとったあたりの北岸を眺めた景色です。風もなく、池に桜がきれいに映っていました。

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池の西岸には尚美館(貴賓館)があり、その前にある一本の枝垂桜もまた見事。木の下には大勢の人が集まっています。

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別角度から。この角度だと人が映りません。

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桜の下から泰平閣を振り返るとこういう写真になります。

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神苑をたっぷり満喫して出てくると、神楽殿の前に小さな桜の木?
ではなくて、桜色のおみくじを木の枝状にした結び場所に結びつけたものです。なかなかのアイディア商法ですね。

以下、その2に続く。


タグ: 京都

4/14(土)酒津公園で花見 [花]

元々この土日は、土曜は曇り、日曜が晴れの予報だったので、土曜は家でのんびりし日曜に遠出しようと決めていました。しかし、土曜の朝は予報どおり曇っていたのが、10時過ぎになると晴れ間が差し始め、家でじっとしているのがもったいない陽気になってきました。そこで急遽、近場の花見名所、酒津公園に出かけました。

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満開の桜が迎えてくれます。公園に着いたのは11時過ぎ、臨時駐車場があと数台というところまで埋まってきていたところで、ちょうど良かった。

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花には目もくれずゴロゴロとゲームばかりしている息子の背中に、花びらで落書きをしてクスクス笑い。風ですぐ飛んでしまうため、何度もやり直しになり結構大変でした。

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花びらの絨毯の中で咲く野の花も。

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どの木の下もレジャーシートが陣取り、木だけを写せる場所はなかなかありませんでしたが、この写真はまずまずだと思います。抜けるような青空と桜のコントラストが清々しいです。

人出は多かったですが、昼前だったので酒飲みはほとんどおらず、のどかなお花見でした。夜は騒々しいんでしょうけど。


タグ: 岡山

4/8(日)栗林公園で花見 [花]

4月のお花見シーズン、岡山近辺は関東などより少し遅く、2週目ごろに見頃を迎えました。この日は義父母が来てくれましたが、出迎えたその足で高速道路に乗り、瀬戸大橋を渡って栗林公園までお花見に行きました。

栗林公園にはもう何度も来ていますが、桜の季節は初めて。これまでは駐車に困ることはありませんでしたが、さすがに花見シーズンはそうはいかず、東門前の駐車場はもちろんのこと、北門前の駐車場および周辺のコインパーキングに至るまで軒並み満車。うろうろしたあげく、北門前で駐車待ちの列に並び、15分ほどでようやく入ることができました。午後2時半も過ぎた時間なので何とかなるだろうと思っていたけど、さすがに甘かった。

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北門を入ってすぐの芝生広場、普段は人も少なく静かなところですが、この時期だけは人でいっぱい。意外でしたが宴会もOKのようで、せっかく「桜のトンネル」になっている北側の通路も騒がしさと酒臭さで・・・立ち止まる気がしない、残念。

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一番まとまった本数があるのは北門前広場ですが、広い園内では他にも桜の見所が点在しており、その点は宴会だらけの公園とは違って安心です。家族でレジャーシートを敷いて休憩していたのは皐月亭の北側の小さな広場。ここは派手な宴会もなくのんびり過ごせました。 

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東門近くにも立派な桜の木があります。後ろにビルやマンションがそびえるという、栗林公園らしいといえばらしい残念な景観ですが。

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ボケの花も見頃を迎えていました。

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飛来峰からの眺めも、この日は偃月橋に人が途絶えず、閑散期とはさすがに違います。そこで、結婚式を挙げたと思われる和装のカップルがポーズをとっている場面を選びました。かなり派手な着物だこと。

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そうこうしているうちにサギが飛び立ったので、望遠で一生懸命追いかけてみました。この写真はトリミングしたものです。

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栗林公園随一の眺めである飛来峰に比べて、普段は緑一色に橋の紅一点という地味な眺めの芙蓉峰ですが、この時期は桜を彩りに添えて、飛来峰より華やかでした。人も少なく、ゆったりできてこの時期お勧めスポットです。

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北の群鴨池にも桜があります。夕刻という時間帯もあってか、こちらは歩く人もほとんどおらず静かでした。北門前の喧騒がうそのようです。

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ライトアップの設備もありますが、夜になると宴会組の進出があるのでしょうか、それとも静かに散歩を楽しめるでしょうか。

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夕日を浴びた花のアップを。

瀬戸大橋

与島PAからの瀬戸大橋。少しずつ赤く染まり始めていました。

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瀬戸内海に沈む夕日と、斜めにクロスする雲。

いいお花見でした。


タグ: 栗林公園

3/24(土)備前・山麓窯で観梅 [花]

今年の梅の花は全般的に遅咲きのようで、3月下旬になってもまだまだ観梅見頃のところがあります。今回は、備前市東片上にある備前焼ギャラリー「山麓窯」に行きました。

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国道2号線で岡山方面から来ると、備前片上の駅を過ぎて新幹線の高架をくぐってすぐ、登坂車線の途中の大きなオブジェが目印です。

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すぐ後ろに新幹線が走っているので、しばしば通過シーンが見られます。まあ、ここに来て新幹線を眺めている人はまずいませんが...

その名の通り備前焼の窯元で展示販売のギャラリーが本業ですが、敷地内に千本以上ある梅と桜も名物です。

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まず迎えてくれるのが紅白に黄色の色とりどりの梅。

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庭園内の散歩道の脇を紅白の梅が彩ります。

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枝垂れ梅が満開でした。

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こちらの白梅は花がついているところから先にも細い枝がスーッと伸びている、まるで手を上に向けて長い爪を振りかざしているかのようです。

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花のアップも撮ってみました。梅の花は密集しているので、被写体を整理するのがなかなか難しい花です。とはいえ、桜と比べると色の濃淡があり、色の面では撮りがいがある花です。

ところで、観梅のことばかり書いてきましたが、ここに来る前に鉄道撮影で寄り道もしています。1時間も居たので、車中で待たせた家族にはすっかり顰蹙を買ってしまいました。時間をかけた割には、基本曇天のうえ時折雨も降るあいにくの天気で、会心の出来とは言いがたい結果になりましたが...

EF65-1085 熊山-万富


タグ:岡山

12/11(日)栗林公園 紅葉 [花]

年は明けましたが、昨年の残りネタである最後の紅葉狩りの記録を残しておきます。一度9割方書き終えていたのですが、保存前に飛んでしまい...ウゥーSo-netさん、ときどきこういうことあるよなあ。

12月ももう中旬に差し掛かる頃でしたが、高松の栗林公園ではまだ紅葉が見られるとのことで、橋を渡って高松まで行きました。
これまではいずれも北門近くのコインパーキングに車を止めていましたが、今回は東門前の県営駐車場が空いていたのでそこに止め、何度か来て紅葉スポットも分かっているので北半分は捨てて南半分の主要ポイントだけを回ることにしました。さすがに寒かったし。

東門から入ると讃岐民芸館や商工奨励館を素通りして、御手植松の西にある川沿いの紅葉をパチリ。

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西湖沿いから横道に入って日暮亭をのぞいて見ると、葉を散らしたカエデが多い中でわずかに残っているものもあったので、赤い傘を一緒に収めました。

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つづいてこの時期にもっとも輝きを見せるスポット、楓岸へ。

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その名の通り楓が色とりどりの葉を見せてくれますが、今年はやはり色づきが薄いように感じます。紅よりも黄や緑が目立ちましたが、パステルカラーのグラデーションもなかなかいいものでした。

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楓岸を過ぎると、南湖越しに紅葉の小島と掬月亭を眺める場所があります。日が差して、湖面に映る紅葉も鮮やかでした。

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こちらはお決まりの、栗林公園を代表する景観、飛来峰からの眺めです。冬場の午後ともなると日が傾くのも早く、少し陰がかかってしまいました。湖面は今日は緑色でした。

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一つ前の写真で偃月橋のすぐ後ろに見える小島がありますが、偃月橋を渡りきったあたりで撮った写真がこちら。ハート形に刈り込まれたツツジがあります。

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「杜鵑嶼(とけんしょ)」というこの島にあるハート形のツツジは恋ツツジと呼ばれ、「剪定作業で偶然にできたもの」だそうで、カップルや結婚式の前写しの背景として人気とのこと。決して狙って剪定したわけではないみたい。言われてみれば、島の地形や周りのツツジとの関係でこういう刈り込みになったのかもしれない、とひとまず納得です。花の咲く季節に来たらきっと人気が高いことでしょう。


12/5(月)瀬戸田・耕三寺 [花]

この日は月曜日ですが、健診の再検査で午前中は病院で胃カメラを飲み、ついでなので一日休暇をとりました。小学校は土曜日の学芸会の振替で休み。

折角だから、半日でもどこかに出かけようということで、午後からですがしまなみ海道を通って生口島の耕三寺に行きました。桜の季節に行って、それはそれは見事な花の寺でしたが、紅葉もいいとのこと。どうも今年は自然の渓谷や大きな公園の紅葉が外し気味で、管理が行き届いた寺社庭園がやはり間違いない、という思いもあり、今年最後にしていちばんまともそうな紅葉スポットとしてちょっとだけ期待していました。

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12月になってもまだ色づきの薄い葉もあり、やはり気温の影響が残っているのでしょう。それでも、極彩色のお堂と真っ赤に燃えるモミジ、あるいは緑から橙、紅へとのグラデーションを見せるモミジ、いずれも見応えがありました。

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モミジの赤とイチョウの黄が美しい中、大観音がちょっと唐突です。

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青空の下、光をさんさんと受けるのもよし、また建物の間から差す光の筋でひときわ輝きをみせるのもよし、です。

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白い大理石の庭園「未来心の丘」。青空に白い石がまぶしいぐらいです。冗談抜きで、サングラスの携行をお勧めします。強烈な光の反射で目がやられそうです。

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こちらは紅葉は写っていませんが、五重塔を見上げたところです。逆光をだいぶ補正して、まあまあ見える程度に仕上げたもの。この日は平日とあって山内はガラガラで、のんびりできました。唯一残念だったのは、駐車場から来る途中のお土産屋さんで試食したみかんがとてもおいしかったので「帰りに寄りますよ」と宣言していたのに、帰るときにはもう閉まっていたこと。仕方なく別の店でみかんを買いましたが、スーパーで買うのの半額ぐらいで美味しいみかんが買えました。

ところで入場券についてですが、中学生以下の子供が一緒なら「孝養割引」として通常より200円引きの1000円になります(子供は無料)。前回来たときも「子供サマサマだねー」と言って喜んでいたのに、すっかり忘れてWeb割引券(100円引き)をプリントアウトしてきてしまいました。

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最後におまけ写真。これは玉島インターから倉敷へ帰る途中、船穂のあたりで工業団地の隅の方で見かけたツリー状のライティングです。鉄塔か何からしい。田んぼの中に忽然と現れるのでインパクトがあります。


12/4(日)みやま公園 [花]

サービスエリアに置いてあった「遊・悠・West」という無料情報誌の11・12月号で岡山と佐賀の秋のドライブ特集があり、犬島アートプロジェクトと児島のジーンズ、それに玉野のみやま公園の紅葉が取り上げられていました。みやま公園には花見に一度行ったことがありましたが、この情報誌に「彩り豊かな景観が広がる県内随一の紅葉スポット」とあり、綺麗な写真入りで紹介されていたので、行ってみることにしました。

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これは「中池」のあたり。水面ぎりぎりまで緑豊かな森が覆い、広がる青空とあいまって北欧のような風景です。ですが...ここが本日のベストスポットでした。

奥の方に進むと「モミジ谷」というのがあるのですが

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いちばん頑張って撮った写真がこれ。モミジはまばらに存在していたものの、散っていたり色づきが悪かったりで、情報誌で見たような光景はいったいどこで見られるの?

今年の紅葉の色づきの悪さは割り引くとしても、広大な公園の中で紅葉スポットはごく一部です。紅葉はおまけ程度に考え、散策やサイクリングを楽しむならいいでしょう。もちろん寒い季節よりも、イギリス庭園が花で彩られる春の方がお勧めですが。


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