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10/2(日)えひめこどもの城 [旅]

日曜日のメインイベントに、ニンジニアスタジアムでのJリーグ観戦に行くことに決定。しかしそれだけでは家族のレジャーとして成立しないので、その近場で何かをセットにしよう!ということで、「えひめこどもの城」と「とべ動物園」に行ってみることにしました。

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えひめこどもの城は、お城のような「あいあい児童館」がメイン施設のようですが、中身を見ると小学6年生にはちょっと幼稚かな...と思わせるもの。まあ、あんまり長時間は持たないかもな、ということでとべ動物園との組み合わせを考えておきました。

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児童館の屋内大型遊具はやはり幼児から低学年向き。屋上にあるエスカルゴスライダーや光のトンネルなどで多少は遊んだものの、まあ想定どおり長時間はもたず、続いてはふわふわドームでジャンプ。前にまんのう公園でこれで遊んだときは気に入って長時間やりすぎたため足の裏の皮が剥けた、という経験があり、今回は10分ほど軽く飛んだだけでやめておきました。

続いては、「てっぺんとりで」から滑り降りるボブスレーに挑戦。芝滑りなどは好きなので、これも面白いかもしれない、ただし相当な高さから降りるので怖がらないかな...と期待半分不安半分で行ってみました。
てっぺんとりでまでは、歩いていってみようということで園路から横に入る登山道のような道を選択。これが本当に登山道のようで、人があまり歩かないのか草で埋もれかけているところもあり、ヘビ注意!の看板もあいまってなかなかスリリング、かつ息が切れました。はあはあ言いながら歩くこと15分、ようやくてっぺんとりでに到着。

ボブスレーは1台に1人乗り、ただし幼児は親と一緒に乗ることも可能です。乗った人が操作しないといけないので、必ずインストラクションが行われます。10人ぐらい集まったところで係のおじさんが、加速・ブレーキのやり方とカーブやゴール前の注意事項などを説明。2レーンあり、2人ずつ並んで順にスタートしていきます。監視カメラもついており、前走者がゴールしてから?信号が青になるので追突はない、という仕組み。スタート地点はいきなり急な下りなので、初めてだと「え、これ大丈夫なの?」と思います。

まずはスタートポジションまで自分で進み、ブレーキをかけて止まる練習。すると、特に加速をしなければそんなに怖くはないし、ブレーキをかければちゃんと止まる、ということが分かります。そして本番スタート。コースは右に左にカーブがあり、カーブ前ではブレーキをかけるよう表示看板があるので、忠実に守っていれば怖くはありません。

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最後はゴールに向けてストレート、ここでは最後に坂が緩くなるので途中で止まらないように加速側にレバーを倒します。

一度滑ると感覚もわかるし、次はもっとスピードを出しても大丈夫そうだと思うと何度も繰り返してやりたくなります。

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とはいえ、歩いて登るのは大変なので、「てんとう虫のモノレール」を使って上り、ボブスレーで下るというパターンになります。このモノレール、後ろにボブスレーを積んで上に回送する役目も担っています。

結局ここが大のお気に入りとなり、何度もここで繰り返していました。

ちなみに大人はモノレールもボブスレーも300円ですが、子どもはいずれも100円です。

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お昼は水辺のレストランにて。この手の施設の飲食としてはちゃんとできているなと思いました。先週のレオマワールドも同様ですが、東日本だとこういうところの飲食は数をこなすこと優先で、インスタント・レトルト丸出しでろくな食べ物はない、という印象なのに対し、西は食にこだわるのか客が少ないからなのか、このあたりはちょっぴりうれしいところ。

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さんざんボブスレーで遊んで、ロードトレインに乗って戻ったら、時間はもう3時過ぎでJリーグキックオフまで間近。とべ動物園はやめて、ニンジニアスタジアムへ直行することになりました。

たっぷり時間がつぶせてよかったよかった。


タグ:愛媛

9/24(土)ニューレオマワールド [旅]

暑い夏の間、家族でのお出かけがほとんどない時期が続きましたが、ようやく過ごしやすい気温になったので久しぶりのレジャーです。

香川県は丸亀、旧綾歌町にあるNewレオマワールド。バブル期のリゾートブームに乗って開園、その後全国の同種テーマパークと同様の道を歩み2000年に閉園。4年後に加ト吉など4社連合が買い取り再開、その後も加ト吉が抜けて大江戸温泉物語が入るなど複雑な足取りながらも、現在もテーマパークとして運営は続いています。秋の3連休の中日、とはいえそんなに混みはしないだろう、とろくに下調べもせず、ETCカード割引があることだけをチェックして向かいました。

高速1000円が終わってしばらく遠ざかっていた瀬戸大橋を久しぶりに渡り、坂出ICからレオマワールドへ。

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駐車場からエントランスゲートへ向かうエスカレーター。この時点で駐車場はガラガラ、やっぱりこんなもんか、と思いながら歩を進めると。

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入場ゲート前に人の列。何も考えずに、9時ぐらいには開いているだろうと思って適当に出発し、9:45ぐらいには着いたのですが、実は10時開園でした。どうりで駐車場がガラ空きだったわけだ。
なお入場券ですが、フリーパスが通常大人3,500円、子ども3,000円のところETCカード提示で各500円引きとお得でした(期間限定らしい)。

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入場ゲート外に立っている看板を見ると、いちばん大きく書いてあるのが「劇場」。テーマパークにしては珍しい。となれば、一つぐらい劇場パフォーマンスを見ないとな、と思いました。

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開場後、出迎えてくれるキャラクターたちと記念写真を撮る客たち。テーマパークでよく見かける光景です。

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こちらはメリーゴーランド。見事なばかりに馬ばっかり。普通、馬車とか他の動物とかいるもんだと思うけど...しかも密度が高くやけに混みあっている感じ。何だかちょっと変でした。

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世界の有名建造物、中でも橋のレプリカがあちらこちらに見られます。上の写真、石造りのアーチ橋を模して鉄骨でスケルトン状に作っている(橋の上の塔も含めて!)のはなかなかシュール。

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青空に映える観覧車と、空飛ぶウサギの乗り物。ウサギがとぼけていていい味出しています。

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ここの観覧車の売り物は足ブラ観覧車。カゴは一つしかないので、ちょっと並んでいるだけで数十分待ちになると思われます。この日みた限りではそんなに列はできていませんでしたが。カゴはご覧の通り横向きの二人乗り、絶叫系ジェットコースターのような肩から下ろすタイプの安全ガード付き。
意外と、母と小さい娘というパターンの乗車が目立ちました。平気なのかなあ?

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こちら、レインボーバンディットは気球のような乗り物に乗っていろいろなシーンを巡るライド型アトラクション、ディズニーランドでいえばピーターパンや白雪姫などのアトラクションに似ています。しかしいかんせん、事前にストーリーの説明もなく、何らかの昔話・おとぎ話をそのまま使っているわけでもないので、登場キャラクターの関係も分からない。主役は女の子(お姫様?)というのは分かるけど...
旅の目的は虹を取り戻すことだ、というのは冒頭にアナウンスがあったけど、そのために何をしようとしているのかよく分からないまま何となく旅は進んでいきます。最後はハッピーエンドになったみたいだけど...

ハテナマークが頭をよぎり続けるアトラクションでした。でも、少ない情報から想像力によりストーリーを組み立てることができる人なら、むしろ面白いアトラクションともいえるかも。

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こちらは人数限定、レオマコンバットという水陸両用車です。陸上から、足こぎボートが浮かぶ池にドブン!と着水、水面を悠然と進んで対岸に上がってゴーカートコースに乗り込み、再び水面を通って元に戻るというもの。ハタから見ているとなかなか迫力がありそう。整理券をもらって、指定時間範囲内に来ればいいことになっています。

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しかし、この日はマシンの調子が悪かったようで、三組前のカップルは乗車中にしょっちゅうエンストしたみたい。最後は上陸したところで下車、あとは係りの人がエンジンの押しがけに何度も挑戦。結局、別の一台が出てきて事なきを得ましたが、おかげでずいぶん待たされた。

乗ってみての感想は・・・着水するときの急坂を下る部分はわあっとなったけど、あとはそんなでも...乗り心地は正直よくなかったですし。

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こちらのもう一つの売り、パレードに参加できるバス。このバスに乗ると、キャラクターたちと一緒にパレードの列に加わり、お客さんから「見られる立場」になるという。
ちょっと疲れていたこともあり、のんびり座っていられるのもいいなと思い、乗ってみることにしました。

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パレード中はこんな感じ。前後に、キャラクターが乗っているパレードカーとダンスをするキャストたちがいます。道の脇にお客さんたちがいますが...

お客さんの視線を見ると、前後のパレードに注目し、バスの我々の方を見ていない。考えてみれば当たり前です、一般人が乗っているただのバスですから。一方、バスからは前後を見てもあまり見渡せず、パレードに参加しているようで全然実感のわかない、これまた妙なアトラクションでした。

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時間は前後しますがお昼はパーク内のラーメン屋さん「パイタン」。豚骨ラーメンのお店です。

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僕の食べたしょうゆ豚骨は、ちょっとスープがしょっぱすぎるかな?というところはあったけど、テーマパーク内にしては珍しい、ちゃんと作っているラーメン屋さんでした。

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レオマを後にする僕たちを見送るペディーとポーリー。しかしこのキャラクター、何がモチーフなんだろう?

全体的に微妙な不思議感の漂うテーマパークでした。

あ、結局一番の売りと思われる劇場を見そびれてしまった...


8/29(月)吉本新喜劇 [旅]

東日本と西日本のテレビ番組の違い・・・それは、上沼恵美子、やしきたかじん、そして吉本新喜劇。
私の勝手な決め付け。(西日本全域に当てはまるかどうかもよく分かりませんが)

子供の頃、土曜の昼間にときどき見ていた吉本新喜劇。大学に入って上京した東京ではやっていませんでした。関西出身者とは「あれおもろかったよなー」と会話をしていましたが、周囲はあまりついて来ず。

でもって20年ぶりに戻ってきた西日本で、今でも吉本新喜劇がやっていたので懐かしくなり、子供と一緒に見てみたら、いまどきの小学生男子にも受けるんですねー。親子で見るようになりました。

それで今回の大阪旅行の締めくくりは、本場のなんばグランド花月で、生の吉本新喜劇を観るという企画。「夏休みお子様2000円キャンペーン」ということで、午前中の回は小学生が半額の2000円、これを狙わない手はない!と事前予約しておきました。

9:45開演、朝のなんば地下街はまだどこもシャッターが下りていて静かでしたが、地上に出てグランド花月の前に行くと人がたくさん。中に入って席に着くと、子供連れの家族だけでなく、子供の団体もいてワイワイ賑やかです。結構低年齢の子供たちも多かったです。

出てくる芸人さんが皆「ありがたいことです」と言っていましたが、場内満席の上立見もかなりいるという盛況ぶりでした。

前半は漫才・コント・落語でしたが、客層にあわせて子ども向けのメンバー&ネタです。

(1)麒麟 (2)小泉エリ(マジック) (3)くまだまさし (4)もう中学生 (5)ハイキングウォーキング (6)笑福亭鶴笑(パペット落語) (7)ザ・ぼんち

くまだまさしが鼻で膨らませた風船を客席に飛ばしてプレゼントするというネタでは、客席から悲鳴が。ハイキングウォーキングも、コントではなくMrスズキックスのスーパーイリュージョンネタで、ちょっとくまだまさしと似た系統です。コーラを一気飲みしてからげっぷをせずに山手線の全駅名を言うネタは、今回は見事成功でした。 

概ね子供にもうけるネタが続きましたが、トリはザ・ぼんち。1980年代の漫才ブーム世代、今は孫もいるというぼんちがどんな話をするのか、「大丈夫かなー、子どもに分かるかなー」と少々心配して見ていましたが、意外と子供にも受けていました。さすがベテラン、使い分けてます。

そしてお待ちかねの新喜劇、いつもテレビで見る「ほんだし」のロゴが入った緞帳が上がります。今回は座長が辻本茂雄、タイトルは「辻林都が物申す!キケンな恋のクロスロード」。ペンションの接客指導に来た伝説のマナー講師 辻林 都が、ペンション関係者と客との間に繰り広げられる恋愛関係と親子関係が絡み合った摩訶不思議な人間模様にあれこれと茶々を入れるお話です。階段落ち、スリッパしばき、そして共演者への無茶なふりと、笑いのポイント満載の舞台です。新喜劇の中でも特に笑えるシリーズで、親子ともども大受けの大満足でした。テレビで見るのもいいけど、やはり生で観るのはまた違った楽しみがあります。なんといっても周りのお客さんと一緒に爆笑するのがいいですね。

ちなみにこの日のステージはMBS毎日放送では9/10に放送予定、と場内でアナウンスされましたが、岡山のRSKではMBSより2週間分ぐらい遅れて放送する関係で、まだ放送されていません。ぜひもう一回観てみたいところです。

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お昼、終わって外に出ると花月の前は人がたくさん。修学旅行生もたくさんいます。いいお土産スポットなんでしょうね。なんば花月にくるというチョイスは、おそらくは西日本の学校なんでしょう。関東の子たちは吉本でも関西土着の芸人はあまり知らないでしょうから...それとも「本場」ということで冷やかしに来たりするのかな?

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お土産に買った吉本キャラクター人形焼き。帰りの新幹線で食べました。


タグ:大阪

8/28(日)キッザニア甲子園 [旅]

平日忙しくて、週末しかブログを書けないうちに、どんどん時間が過ぎてしまう今日この頃。めげずに思い出して、大阪旅行第2弾を書きます。

2日目は一日甲子園ざんまい、まずは朝からキッザニア甲子園へ。

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オープンは9時ですが、着いた8時過ぎにはもう長蛇の列。人気アクティビティの順番を早くとるため、早い人はそれこそ早朝から並んでいるとのこと。しかし、それで驚くのはまだ早い。中に入ってビックリ、午後の第2部(開始時間16時!)の列があり、既に結構な数の人が座って待っているのです。
まだ7,8時間あるのに・・・うーん、ようやるわ。

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入ったらまずは第一希望のコカコーラのボトリング工場を予約。予約時間まで間があるので、どこかすぐにできるところはないかと探し回り、ニチレイの食品開発センターにちょうど空きがあったのでまずはそれを体験。

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冷凍焼きおにぎりを作るというものです。ご飯を型に入れておにぎりの形にし、たれを刷毛で塗って、瞬間冷凍機で冷凍し、最後はレンジでチンしたものを参加者がもらえます。サーモグラフィーを使って、常温と冷凍の違いを目で見て分かるようにしていました。

でも、解凍が中途半端だったのか、ちっとも美味しくなかったそうです...本人は、次来てもやらないと言ってました。

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次は、最初に予約したコカコーラのボトリング工場。ボトルを洗浄し、シロップ原液・炭酸水を注入し、キャップを取り付け、混ぜて、最後は急速冷蔵ラインを通して冷たいコーラの出来上がり。手を動かして何かするところは少なく、見てるだけに近いんだけど、コーラがもらえることもあってか、本人は大満足。元々、仕事をしたいタイプというよりは物やお金がもらえるのが嬉しい、というタイプなもので....

次はピザ屋かパン屋がいいと言っていたのですが、この時点(11時ぐらいだったかな?)で食品系のパビリオンはすべて予約受付終了。ということで、後は行き当たりばったりにやることになりました。

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次に行ったのは大林組の工事現場。中では、橋を作る仕事とクレーンを操作してタワーを造る仕事の2つがあり、橋の方を選択。最初は支保工を置いた上にブロックをくみ上げて、支保工を引き抜くと、あら不思議、踏んでも崩れないアーチ橋の完成。

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奥の方のタワー部隊は、クレーンを使って東京スカイツリーを髣髴とさせるタワーの塔頂部を持ち上げてセットする工事をやっていました。

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次は裁判所。前回経験して、意外と面白かったらしい。大人も入って見学できるパビリオンですが、その分中での撮影は禁止。終わってから写真を撮ったので、服を脱ぎかけという中途半端なシーンになってしまいました。

参加人数によって役割分担の数も変わるようですが、今回はミニマムの人数だったようで、裁判長・被告・被告側弁護人・原告・原告側弁護人の5名でした。もっと人数が多いと裁判官や証人なども出てくるらしい。

弁護人の子の原稿読みが何とも味があって面白かった。傍聴席(見ている親)からも笑いがもれていました。

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次はABCクッキングスタジオの料理作りです。今回のメニューはライオンの顔をかたどったカレー。できばえは子どもらしいかわいいデザインですが、味は「冷めていて美味しくない」と不評。うーん確かに。焼きおにぎりといいここといい、前回体験したすしといい、パビリオンで作るものを食事として当てにしない方がいいみたいです。

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13時半ごろ、第1部終了直前の時間でどこか空いている所はないか?と探し、最後に滑り込んだのが電力会社。街で停電している箇所を見つけて直す仕事です。お姉さんから仕事の流れのガイダンスがあった後、落雷(だったかな?)による停電発生の警報が鳴り響き、画面に情報が出る。出動部隊と留守番部隊二手に分かれ、出動部隊は現場へ直行。

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高所作業車で電柱の上の修理をするということで、ヘルメットと安全帯を装着していざ乗り込み。ずいぶん小さい子もいるけど、どうなのかな?と思っていたら

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作業車はぐんぐん上昇。高いところが苦手な子はだめかもしれないけど、大抵の子供にとってはワクワクすると思います。

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直したら、本部に無線連絡。この後本部に戻り、入れ替わりに留守番していた部隊が出動。つまり全員が両方の体験をできるということ。

本部でも画面には情報が流れ、出動した部隊から無線連絡が入るなど、退屈する間がありません。最後に、修理が完了すると「停電から○○分○○秒で修理完了」という電光掲示が出て、写真入りの証書をもらえます。

最後の駆け込みの電力会社がいちばん面白かった、とのことでした。

それにしても、親は疲れる施設ですよね。今回感じたのは冷房がよく効いていたため、ポロシャツ1枚だとちょっと寒く感じるところが多く、中でも一番ゆったり座れる劇場が一番寒かったので長居ができませんでした。夏の来場でも調整できる服を持ってきておくのがいいようです。

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この後、夕方からはお隣・甲子園球場で野球観戦。時間になると、ららぽーとからも阪神ファンがゾロゾロと球場へ...

以下、次回にて。


タグ:キッザニア

6/18(土)高梁・頼久寺 [旅]

備中高梁にある、小堀遠州作の枯山水庭園が有名な頼久寺。本当はサツキの時期に行きたかったのですが、天候不順な週末が多く見送っている間に、サツキは終わってしまいました。とにもかくにも、ようやく行くチャンスができたので、高梁へ。

石火矢町ふるさと村

まずは石火矢町ふるさと村の武家屋敷から。道すがら、ウグイスの鳴き声が間近に聞こえるのどかな雰囲気です。
折井家の前にある武家屋敷駐車場に車をとめましたが、週末とはいえシーズンオフのためか、ガラガラでした。

折井家

旧折井家では、玄関でろう人形が出迎えてくれます。何だか顔色の悪い人だなあーと思いながら玄関に上がるとおもむろにギイーと頭を下げるのでびっくり。センサーに反応して動くようになっているのでした。ちょっとこわかった。

折井家

居間には武家の親子がいます。

旧埴原家

こちらは旧埴原(はいばら)家。 

武家の家は、吹屋や矢掛で見たような商家よりも質素でした。商家は奉公人がたくさんいるし蔵もあり、何よりお金を蓄えられるぶん贅沢な調度品があったりするので。

頼久寺

つづいて頼久寺です。まずは特徴的な草むした階段が出迎えてくれます。ちなみにここの横にも駐車場あり。

頼久寺

山門を入って正面から見ると、それなりに規模はあるもののよくある寺という感じです。ここまでは無料で、中に入って庭を見るのには拝観料300円を払うことになります。

頼久寺庭園

渡りの部分から垣間見える灯篭と庭。

頼久寺庭園

奥の座敷では畳に座って全容を眺めます。アナウンスが寺の由来と庭園について説明してくれます。愛宕山を借景にしていることで奥行きが感じられます。余計な人工物が建てられていなくてよかった。
ちなみに写真はホワイトバランス「曇り」にしている関係で砂の色が実物より濃くなっています。実際は白砂という印象でした。

頼久寺庭園

中央に鶴島と、奥の3段刈り込みの手前に亀島が表現されています。

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反対から見たところ。皆このように庭を眺めています。ちなみにこちらの建物の廊下から見ると背景に人工物が見えるので、お勧めできません。

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裏の庭には池があり、橋がかかっていますが、その上にこんなかわいいお地蔵さんが乗っていました。

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のんびりと庭を眺めて満足。出てきたところでは猫がのんびりしていました。

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この後、もう一足伸ばして紺屋川美観地区へ。「美観地区」とは言っても倉敷のそれとはだいぶイメージが違い、両側の家並みは普通に古い町並みという感じです。川は石畳で特色があります。

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木の枝ではなく草の茎に乗っかっている鳥がいました。ゆらゆら大きく揺れる中、足で必死にまさぐりながらつかまろうとしてます。何故にこれを止まり木として選んだのか?

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面白いので写真を撮ろうとカメラを向けると、ある時からずっとこの格好。アングルをずらしてもこの格好でこっちを睨んでいる様子。この鳥にとってはこれが正面なのか?野鳥の写真って横から撮らないとさまにならないものですが、とうとう最後までこの角度を崩してくれませんでした。


4/30 南紀白浜(4)ホテル川久 後編 [旅]

ホテル川久 続編は客室フロアから。

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まず、「何だこれは?」という写真ですが、エレベーターホールから客室廊下へとつながるトンネル?です。階によりトンネルの長さが違い、今回は下の方の階に泊まったのでトンネルは長めです。上の階に行くほどこのトンネルは短くなる。なぜか?は海側からの写真を見れば分かりますが、客室棟は1階ごとに階段状にセットバックしているのに対し、エレベーター部分はまっすぐなので、このトンネル廊下でギャップを調節しているらしい。

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客室棟の廊下。幅が広く、絨毯はふかふか。普通ホテルといえば中廊下で両側に客室がありますが、ここは片側のみです。客室の反対側にはところどころに出窓があり、これが前回露天風呂付近から見上げたランダムな出窓です。

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また廊下の写真?といってもこれは、客室に入ってからの廊下。奥の重厚なドアが玄関ドアで、これは部屋に入って振り返ったところ。右側のガラスは扉になっていてクローゼットがあります。

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廊下を抜けたところがこのリビングです。今回宿泊する部屋は全室スイートルームのホテル川久において、スタンダードという位置付けの「カワキュウスイート」洋室タイプ。スタンダードでも90㎡近くという広さ、うちのマンションより広い...

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リビングの隣にあるベッドルーム。照明はシャンデリア。

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洗面所は二人分+この外側にも一つ洗面台があり、三人いっぺんに顔が洗える?というつくり。

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洗面台の水栓は見たことのないタイプ。ヨーロッパのどこか製なんでしょうね。栓をひねると、蛇口が広いので「ドバーッ」という形で水が出て、ひねる前の繊細なイメージとはギャップあり。

贅沢の粋を尽くしたインテリアに感心するばかりですが、中には経営交代の影響でしょうか、ちょっと首をひねる部分もあり。

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リビングのTVに備え付けのスーパーファミコンボックス。な、懐かしい・・・ 20年ぐらいタイムスリップしたような。誰がやるんだ?と思いましたが、考えてみればこのホテルには大規模温泉旅館につきもののゲームコーナーも卓球台もないし、子供は退屈するんでしょうねえ。しかし、ゲームだけでなくペイTVもあったのにはかなり幻滅しました。ビジネスホテルじゃあるまいし、誰が見るんだ?カラカミ観光のセンスなんでしょうかねえ。

そもそも、リビングのテレビが「アナログ」です。もうすぐアナログ停波だというのに、これだけのホテルでいまどきアナログTVとは...ホテルインフォメーションチャンネルやペイTVとの組合せシステムなのでデジタル移行が簡単ではないのかもしれませんが、もうそんなこと言ってられないですよ。

ちなみに、ベッドルームのテレビはデジタルでした。

それから、大浴場でもびっくり。写真はありませんけど(当たり前)、夕方に入った2Fの風呂はドーム天井のあるローマ風呂タイプでおそらくオリジナルのままであるのに対し、翌朝入った1Fの風呂が...高野槙の浴槽に漢詩と仙人画の描かれている壁、という他ではまず見ない独創的なインテリアですが、床がすべるためか、石の部分には全面的にゴムマット、槙の浴槽のふちにはタイルカーペットが敷かれていて、オリジナルの意匠となんともちぐはぐ。転倒事故でもあったのか客からのクレームなのかは分かりませんが、ウーン。

ちなみに男湯と女湯は夜と朝で入れ替わりになっているので、両方体験できるのは良いところ。

そうそう、前後しますが大浴場へのエレベーターは客室へのあの豪華エレベーターとは別のエレベーターを使います。これが客室棟の端っこにあり、いかにも元荷物用エレベーターでホールも裏動線の雰囲気がありありというロケーション。2階におりると右手の方からカラオケスナックの歌い声?が聞こえてきたり...これも、動線分離か何かの都合で、建設当初とは使い方を変えたのでしょう。

ギャップついでにもう一つ、プールをご紹介。窓からこの不思議な建物を眺めることができ、トップライトから陽光が降り注ぐリゾート風のプールです。

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しかし、連休中のためなのか、あるいは客層自体ファミリーにシフトしているためか、「子供の遊び場」という位置付けになっているようで、プールサイドにはスイカ柄のビーチボールが多数。泳いでいるのは小学生以下の子供とお父さんお母さんが数人、なんともミスマッチな光景です。もっとも家族連れにしてみれば、空いていてくつろげるしボールはたくさんあるしで、実は家族連れにいちばん使える場所かも。この日は雨降りで、外に出かける気も起きないですし。まあ考えてみれば、リゾートのプールに美男美女がくつろぐなんて、いかにもバブル的な妄想という気がします。そもそもバブル期には一説に一口2000万円という入会金を払った者のみが足を踏み入れられるホテルだったのですから、若い男女がまたげる敷居ではなかったはず。

さて、レストランのことも記しておきます。一日目の夕食をとったメインダイニング「フォルナーチェ」。

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イタリアの煉瓦とテラコッタの壁に、イタリアの左官職人の手による天井スタッコ仕上げ。柱は大理石なのか、それともロビーと同じく擬石なのかは不明。

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壁のテラコッタはこんな感じで、葉っぱが形どられています。

朝食は和食レストラン敷島、個室です。

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個室に行く前に敷島の入口はこんなしつらえ。ここをくぐると

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廊下の格天井には絵がはめこまれています。仲居さんいわく、当時の日大芸術学部の学生が一人一枚絵を描いてくれたのだとか。今は有名になっている人もいるかもしれませんね、だって。

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個室はこんな感じで床の間のあるシックな和室です。掘りごたつ形式なのでくつろげます。

このほかにも、ホテル川久のウエブサイトを見ると、宴会場の天井フレスコ画などすごいものがたくさんあります。一泊では全てを見ることはできませんが、気になりますね。もしかしてハイシーズンはフレスコ画のもとでファミリーバイキング、なんていう光景になったりして。

最後は、館内でのスナップを少々。

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これは上の方の階、客室棟の角付近にて。

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大きなクリスタルが置かれている一角もありました。

チェックアウト後もお昼近くまでプールで遊べるだけ遊んで、川久を後にしました。

朝たっぷり食べたのであまりお腹は空きませんでしたが、軽い昼食と土産購入のため、千葉時代を思い出し「とれとれ市場」に行ったのですが、ここは誤算。3連休の最終日に加え雨模様ということもあり、観光客が集中して大変な混雑です。ちょっと軽い食べ物でも買おう、というだけで大変そうなので、早々に退散しました。

なぜ千葉時代を思い出して?というと、一時期このとれとれ市場が蘇我に進出していたことがあったから。蘇我に南紀白浜というところで若干ハテナマークな上、白浜と同じようにお土産色全開のお店だったものだから、普通に買い物をしようとしてのぞいた客がえらく引いていました。「と~れと~れとれと~れ~♪とれとれ~いち~ば~♪」白浜からそのまま持ってきたテーマソングがじゃんじゃん流れる中、「らっしゃいらっしゃーい」と威勢のいい店員を遠巻きに眺める客たち。

蘇我からは1年足らずで撤退してしまいました...

この後、買い物の際にクレジットカードを置き忘れてしまったアドベンチャーワールドにカードを取りに帰ったり、とれとれで気に入った梅干がなかったので前日泊まった「むろべ」まで戻って梅干を買ったりと若干バタバタしましたが、電車の時間にはまだまだ余裕あり。

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帰りもオーシャンアロー、グリーン車乗車です。

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こんどはパノラマ運転台の目の前の1A,1B,1C席。ただし進行方向とは反対の最後尾ですが。その上雨降りだし。

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それでも、大阪に入ってからはこのようにたくさんの列車を後ろに見ながらの旅でした。

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帰りは、岡山まではのぞみ。指定席なので問題はなかったけど、結構混んでました。いつもは気にならない新幹線の3人席だけど、グリーン車にたっぷり2時間以上乗ってから乗り換えると、ずいぶんせせこましく感じてしまいます。

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岡山からの一駅は500系こだま。早速8号車の模擬運転台に子供たちが集結、よその子と一緒に運転士ごっこをします。電車でGoのように画面が出るわけでもないのに、レバーをガチャガチャ動かして速度計の数字が動くだけで子供たちにはワクワクする世界なんですね。

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新倉敷に着いたら向こうのホームにも500系が入ってきました。いずれものぞみの通過待ち。かつては一番の花形車両だったんですけどね。

ということで、ゴールデンウイーク白浜旅行は、最終日雨に降られてしまったものの、満足度の高い旅行でした。


タグ:ホテル

4/30 南紀白浜(3)ホテル川久 前編 [旅]

この日のお宿は、建築関係者の間では有名物件のホテル川久です。

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敷地外から見たところ。ホントはもっと引きの写真があるとよいのですが・・・手前の在来の町並みとのギャップがすごい。この写真では車しか写っていませんが、僕たちが到着したときは黒服のホテルマンが門の前に立って待ち構えているところだったので、軽のレンタカーで入っていくのが何だか気が引けるようなぐらいでした。

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エントランス前の巨大な庇にまず圧倒されます。土佐漆喰仕上げ。

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尖塔の上の彫刻は手足が妙に長い「ウサギ」、バリー・フラナガン作だそうです。ガラス張りの部分には人が行けそうなブリッジが渡っていますが、実際に行けるのかどうか未確認。
外壁のレンガはイギリス製で、140万個とのこと。

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瓦は中国で、紫禁城と同じものを焼かせたとのこと。皇帝以外は使うことを許されなかったものを、特別に許可を得て使用したのだそうです。各種レリーフ類も実に凝っています。丸の周りに金と青地で絵が描いてある部分は七宝焼きか何かでしょうか、これもすごく高そう。

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玄関ロビーの横、庭から建物を見上げたところ。右手前の木の塀の向こうは露天風呂、夜と朝で男女が入れ替わるのでどちらかの時間にこれとほぼ同じ景色を露天風呂から眺めることができます。

オリジナルでは露天風呂はなく、経営者が変わってから作ったそうです。この景観と露天風呂?にどことなく違和感を感じたのは、そういうことだったんですね。

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カプセルエレベーターがたくさん上下しているような、、、そんなことはなく、廊下の出窓なのですが、各階違う位置に設けられています。本物のエレベーターは写真左中央付近、ガラスブロックの壁の中にいます。

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こちらエントランスロビー。この大空間には誰しも息を呑みます。薄暗いのでキンキラキンではなく、荘厳な雰囲気です。天井は金箔で、フランスの職人が5cm角の金箔を一枚一枚手作業で貼っていったもの。総面積は960㎡、気が遠くなりそう...

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円柱は青大理石のように見えますが、有名な左官職人・久住章氏がドイツで修行して技術を修得した、石膏マーブルという擬石です。製作費1本1億円×24本!

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床はイタリアから職人を呼んでローマンモザイクの大理石を貼らせたもの。1cm角の石を敷き詰めて総面積1512㎡。こっちも、何億かかったことやら...

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一番奥にあるロビーラウンジは高さ2.6mの1枚ガラス窓から海が見える明るい空間です。床は先ほどの続きです。

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天井は石膏装飾を施した曲面天井。これもすごい。

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1Fエレベーターホールにある壁のモザイク画は、シリアで発掘された1800年前のもの。ルーブル美術館にも同様のものが展示されているそうで、美術的価値は相当高いらしい。どうやって入手したんでしょうか。

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シースルーエレベーター内部です。壁はブラジル産のブルーバフィア石という珍しい石。

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ガラスブロックの壁側には、椅子が置いてあります。ついつい座りたくなる。

エレベーターホールをはさんで向かい側のもう1基のエレベーターには乗りませんでしたが、壁面にカリンの木が使われていて、世界で一番の重量があるエレベーターであろうと言われているそうです。なんちゅう世界一じゃ。

ずいぶん長くなったのでここら辺で一区切りにして、客室その他については次回。


タグ:ホテル

4/30 南紀白浜(2)アドベンチャーワールド [旅]

2日目はこの旅のメインイベント、アドベンチャーワールド(AWS)で一日過ごしました。天気はあいにくの曇り空でしたが、きつい日差しにさらされるのに比べれば過ごしやすい天候でよかったのかもしれません。

アドベンチャーワールド エントランス

朝9:30の開園に合わせて行ったつもりなのに、駐車場は驚くほどの車が入っており、チケットカウンターは既に長蛇の列。宿で前売り券を買っておいてよかった。

アドベンチャーワールド エントランスドーム

エントランスドームは、東京ディズニーランドのワールドバザールにちょっと似た雰囲気の大空間。エントランスを入ってまずヴォールト屋根の大空間と両側のスーベニアショップで非日常の世界に引き込む、というのはテーマパークのつくりの定番なのかもしれません。

パンダランドへの道

さて、途中の施設には目もくれず、朝一番にまっすぐ向かったのはパンダランド。前方を歩く人たちもご同輩か、皆寄り道もせずまっしぐらです。

それで、たどり着いたパンダランドは既に黒山の人だかり、押すな押すなの状態。見えるのは人の背中ばかりで、こりゃあ思ったよりすごい人気だな、とびっくり。

事前のイメージ:
上野動物園・・・長い列を作ってベルトコンベアのごとく立ち止まることもできずパンダの前を通り過ぎるだけ
白浜・・・のんびり、ゆったり、パンダを眺めることができる

上野のパンダ舎には行ったことないですけどね。

着いたばかりで全体感がつかめないまま、とりあえず奥へ奥へと進もうとすると、奥から出てくる人の流れもあり、途中で立ち往生状態に何度か遭う。そのうち後ろの方で、ぶつかったか何かしたのでしょう、「何だお前謝れよ」「しらねえよ」というような口げんかまで始まって。

あーあ、パンダを見にここまで来て、朝一からけんかとは...けんかなんかやめてパンダを見ましょうよ。

そのうちにちょっとずつ人の流れが復活して前に進めるようになり柵の前の人の密度も若干緩和されてきたことから、何とかスペースを見つけて柵の近くまで行くと、運よくそこはパンダ親子の目の前でした。

パンダ親子

か、カワイイ・・・。中央で図太く座っているのがお母さんの良浜(らうひん)、両脇にいるのが2010年8月生まれ、双子の海浜(かいひん)と陽浜(ようひん)。

パンダ親子

滑り台を登る赤ちゃん、でもこの後登りきれずそのままずるずると滑り落ち、観客から「かわいいー」との声多数。

いやー、パンダって本当にかわいいですねえ。写真を見るだけだと「まあ、そうだねえ」ぐらいにしか見えないかもしれませんが、実物はちょっと間抜けな感じの動きもあいまって、実にかわいいです。

ラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」で安住アナがパンダについて熱く語り、特にここ白浜アドベンチャーワールドのパンダについて絶賛していたので、ずっと気にはなっていたのですが。
我が家でもいちばんパンダの前にかじりついて飽きなかったのはお父さん(私)、という状態でありました。

パンダ 愛浜

パンダ 明浜

奥の方にいたのは愛浜(あいひん)と明浜(めいひん)だったと思います。名板を撮らなかったのでうろ覚えですが...
このパンダの屋外運動場はかなり横方向に広く、愛浜・明浜がいるあたりになると人もまばらで、やすやすと柵の前で見ることができます。入口付近の怒気を含んだ混雑ぶりがうそのよう。しかも、一方通行ではなく裏を回れば奥の方からでも行けるようになっている。・・・初めからそうすればよかった。とはいえ、やっぱり人気があるのは赤ちゃんパンダの方ですけどね。

ビッグオーシャン

ずっと見ていても飽きないパンダだけど(俺だけか?)、イルカショーの時間が迫っていたので会場「ビッグオーシャン」へ。その名の通りビッグな施設で、今までいろいろ見てきたイルカショーのステージの中でも最大。観客席数も相当なものです。後ろは緑あふれ、海も見え、絶景のロケーションです。

ビッグオーシャンのマリンライブ

ショーの中継が後ろのビジョンにも流れるという充実した施設、そしてイルカの頭数も群を抜いて多い。

ビッグオーシャンのマリンライブ

10頭以上がいっぺんにジャンプするのを初めて見ました。プログラムも凝っていて、人がイルカに乗ってサーフィンのように水上を滑るアトラクションなど、他では見ないものもありました。

ビッグオーシャン

ショーが終わって引けるときに、中央付近から撮った写真。やはりここらあたりが特等席ですね。

次のアニマルランドでは、アシカをはじめ犬など陸上の動物も含め多種多様な動物がショーをする「アニマルアクション」というショーがありました。こちらは、ショーの写真はあまりいいのがなかったので、ショーが始まる前に妙に目立っていたこれ。

パンダポップコーン

パンダポップコーンです。ディズニーランドのぷーさんポップコーンを彷彿とさせますが、よその人が買うのを見ていたところお値段は1500円!ディズニーでは確か800円ぐらいだったと思うが...はける数が少ないから仕方ないのでしょうけれども、すごい値段のポップコーンでした。

パンダの菓子パンとお茶

連休中で飲食スポットはどこも長蛇の列。朝はしっかり食べてきたので昼は何でもいいからお腹に入れとけばいいや、ということで「ふれあいの里」にあるパン工房でパンダ柄のメロンパンとクリームパン、そしてパンダラベルのお茶。

昼からは遊園地ゾーンとサファリエリアを交互に。

アドベンチャーワールド プレイゾーン

観覧車オーシャンビューホイール

観覧車から見下ろすビッグオーシャンとパンダランド。

観覧車から見下ろすパンダランド

ズームしてみると、相変わらずパンダの遊び場前には大勢の人。お母さんパンダは木の根元によりかかり、子供2人は滑り台に登っています。遠めに見てもかわいいねえ。

メリーゴーランド

メリーゴーランドではパンダやいるか、ホワイトタイガーなど普通のところでは見かけない動物たちが馬がわりになっています。パンダもさることながらイルカはかなりシュール。でももっとシュールなのは縦長の鷲の首でした。

フリーウェイ

フリーウェイというこのコースターを気に入って、何度も乗ってました。

アニマルファンタジー

ティーカップには妙にかわいいライオン、象、パンダが。これ本当にかわいいんです。ライオンはかわいいけど生え際が後退している感じがちょっと可笑しい。

ライオンの後姿

サファリワールドではケニア号に乗ってのんびり一周。ライオンのオスは起きていましたが、メスライオンや虎など寝ているものも多かった。

風呂につかる熊

そんな中、露天風呂に入浴中?の熊たち。本当にのんびりお風呂につかっているように見える。

ライオンの赤ちゃん

パンダランドの裏側にはライオンの赤ちゃんが室内飼育されていて姿を見ることができました。座っているとなかなかりりしいですが、二匹がじゃれあう姿はこれまたかわいい。

パンダ 永明

お父さんパンダの永明(えいめい)はこの日は屋内でムシャムシャ竹を食べていました。たくさんの子どもを作ったつわものです。

パンダ 愛浜

パンダ 愛浜

最後は滑り台からよいしょっと降りていた愛浜か明浜のどっちか。このちょっとした「間抜け感」が笑顔を誘います。

一日たっぷりアドベンチャーワールドを満喫して、今夜のお宿へ...


4/29 南紀白浜(1)三段壁、千畳敷 [旅]

ゴールデンウイークの前半、南紀白浜へ2泊3日の旅行に行ってきました。千葉にいた頃にも検討したことはありましたが、行くとしたら飛行機だけど、そこまでして行くか?ということでなかなか実行には移せず。関東から行くには遠い場所です。もっとも、東京から車で行ったつわものも会社の同僚にいましたが...

岡山に越してぐっと行きやすくなったことに加え、震災後のためか宿泊施設の予約の出足も鈍く1ヶ月前ぐらいでも余裕で予約が取れました。よし、西日本の僕たちは連休で旅行に行っていつも通り消費をしよう。

新倉敷から「こだま」で一駅行った後、岡山で乗り換えたのは話題の九州新幹線「みずほ」。

みずほ@岡山駅

みずほ600号

ビジネスライクないつもの新幹線と違って、木目調の落ち着いたインテリアが新鮮でした。連休初日ということもあって車内はほぼ満席。九州から乗り通してきた人も結構多いのでしょう。

オーシャンアロー前面展望

新大阪からの白浜までの特急は、奮発してオーシャンアローのグリーン車。前面展望になっていて、しばらくの間はたくさんの電車とすれ違い飽きません。席は最前列ではなかったので、そうそう前にへばりついているわけにもいきませんが。

さてゆったりとリッチな気分のグリーン車ではありましたが、運悪くすぐそばにいわゆる「大阪のオバチャン(年齢的にはオバアチャン)」4人組がいらっしゃって、新大阪から白浜までの2時間余りの間ずうっと喋り通しの食べ通し。喋る方はまあ仕方ないかな...という部分もありますが、話のところどころにボケありツッコミあり、ちょっと面白い。これが東京弁の奥様方だったら、鼻持ちならない感じがしただろうに、どこか憎めないところはさすがであります。それにも増して、新大阪を出たのはまだ11時だったのに早々にお弁当を広げてきっちり完食、その後も次々と展開されるおやつ類。よう食うわ。

オーシャンアローとくろしお

新大阪では駅弁を買うのに手間取り、電車の写真を撮る間もなくぎりぎりの乗り換えだったので、白浜到着後に先頭写真を撮りました。左が乗ってきたオーシャンアローです。

さて、一日目のこの日は海沿いの景勝地巡りです。
まずは名勝三段壁(さんだんべき)。

三段壁

海の濃い青とそそり立つ断崖、そして緑が鮮やかでした。

三段壁

ここしばらく瀬戸内海ばかり見てきた身にとって、水平線が見渡せるこの場所は久しぶりに見る大海原という感じです。

三段壁洞窟にはエレベーターで下まで降りる観光もありますが、大人1200円子供600円という料金を見て躊躇したあげく、・・・まあいいか。ということでスキップして次に向かいました。ちなみにWebや駅の観光案内所等で割引券を入手することができます。

つづいては名勝千畳敷。

千畳敷

白く柔らかい砂岩が波に浸食され不思議な形をつくっています。急に砂漠の国にでも迷い込んだような感覚になります。

千畳敷

青空の下、たくさんの観光客がこの段々だらけの岩の昇り降りを楽しんでいました。特に子供には受ける場所みたいです。

千畳敷

三段壁と違い波打ち際まで行くのも容易。そんなに近くまで行って大丈夫か?と思って見ていたら、案の定、急に寄せてきた波のしぶきを浴びて靴とズボンの裾を濡らしていました。

千畳敷

さてここでは名勝の看板の隣にちょっと目障りな注意書きがあり、「ラクガキ禁止」とのこと。何のことかと思いますが、一歩足を踏み入れればすぐ分かります。

千畳敷の落書き

柔らかい砂岩は彫るのが容易で、しっかり残ります。武家屋敷の土塀に彫る落書きと同じです。相合傘など多数あり。せっかくの自然の驚異が台無し...

千畳敷の落書き

「大阪朝高 ラグビー」とありますが、あのラグビーの強豪大阪朝鮮高でしょうか。こんなところに名前を残すもんじゃないぞ。

千畳敷の落書き

こちらフサコさんとトオルさん、名前からして若者でもないと思うが...それなりの年の人だとしたらどういう心境で書くのかな。14年経ってこんなにはっきりと残っていますよ。

円月島

日も傾き始めた頃、最後のスポット円月島へ。夕日が沈む時間帯まで待てば赤く染まる姿が見られるのでしょうが、チェックインや風呂、夕食を考えると残念ながらそこまでは待てないので、逆光に浮かぶシルエットを写真に収めて、宿へと向かいました。

湯処むろべ

一日目の宿は公共の宿「湯処むろべ」。シンプルなつくりで、部屋は和室8帖広縁なしとちょっと狭かったですが3人で寝るのには過不足なし。夕朝食は食事処のテーブル席ですがパーティションで仕切られていて個室感覚でいただくことができます。

お子様メニューはちょっと子供っぽすぎてイマイチでしたが、そもそも小6でお子様メニュー?というのはいかがなものか、という気もするので仕方がないのかな。お子様と大人の中間があるといいのですが。

どこかのHPで全室オーシャンビューと書いてありましたが、確かに嘘ではないのですが「オーシャンも見える」ぐらいのビューだと思っていた方がいいでしょう。割とごちゃごちゃした山の中腹みたいなところに立地していて、電線などもバンバン見えますしね。

一日目はこんなところで、次に続く。


タグ: 白浜

3/19(土)新屋島水族館 [旅]

高松市街の東、源平の合戦で有名な屋島の山上にある新屋島水族館

中四国は水族館が少なく、岡山県では玉野海洋博物館だけ、次に近いのがここ、新屋島水族館ということになります。今は瀬戸大橋が休日1,000円なので軽い気持ちで来ることができますが、震災復興のためもあってそろそろこの制度も終わりになるかも...そうすると、電車と車の立場が逆転するかもしれません。

有料道路の屋島ドライブウェイを走って山上駐車場に車を止めたところで、ハテ水族館はどこかいな?という感じ。駐車場周りには、土産物屋と解体中の建物があるだけ。水族館への案内看板では、左右両方に矢印が出ている。近くにいた駐車場の整理員の人に聞いて、右(北)周りで行ってみることにしました。

遊歩道を歩くこと5分ぐらいで、水族館の入口に到着。他では見たことのない、不思議なアプローチ路です。

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入口を最初見た印象は、これってサブエントランス?メインの入口は他にあるのかな?まあここでも入れそうだからいいや、というものでしたが、実は入口はここ1箇所だけでした。うーむ地味なスタート。

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エントランスを入ると目の前がイルカの水槽とショーの観覧席、これまた何ともいえない唐突感です。ちょうどイルカショーが始まる12:30だったので、まずはショーを観覧します。

千葉の鴨川シーワールドなどを見慣れている身にとっては、さすがに小粒感は否めない。イルカプールは小さくて、アトラクションの最大の見せ場はジャンプですが、ちょっと窮屈で、大プールがあるイルカショーのように右に左にぴょんぴょん飛びまくるというわけにはいきません。この日一番のみどころ写真はこれ。

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そんな中、未来から来た博士と助手に扮した女性水族館員2人が懸命に演技、ときおりギャグも取り混ぜて、精一杯エンターテインメントを提供しようとしている姿には感心しました。

子どもは「面白くなかったー」と実も蓋もない感想でしたが。

続きまして、アシカのナックくんのショー。こちらは主に「顔芸」でしたが、

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ペロンと舌を出しているのがかわいい。最初は、ステージに向かって右端でもっぱら演技をしていたので、左端にいた我々からは遠い上に途中に柱があってよく見えなかったので、盛り上がっている右端の人たちがうらやましかったのですが、一通り終わったらちゃんと左端に移ってやってくれました。

右端ではニッコリ、ベロ出し、シャウトなど。

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左端では、飼育係のお兄さんとの掛け合いやお客さんとのあっち向いてホイなど。お兄さんの関西弁の軽妙な語りがとても面白かったです。

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終わった後も、しばらく残ってくれてお写真タイム。これは叫んでいるわけではなく口を開けているだけなのですが、すごい顔だこと。
ニッコリ、舌出し、口開け、いずれの時も息を止めてやるのだそうで、大変ですね。

ナックくんのショーは子どもにも大うけでした。

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こちらはアザラシのみうちゃんのショー。手(前足)でものを持つのが特技、かさをさしたり、お客さんから物を受け取ったりしてくれます。そしてショーの最後には季節ものの演技を。3月は新入生の格好ということで、かばんと桜、そして帽子をかぶって水槽内で立ってくれます。器用ですねえ。

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日本で見られる水族館は数少ないと言う、アメリカマナティです。意外と人懐こいというか、水槽の周りで眺める人たちをじろじろと見ながらゆっくり泳いでいます。動きは優雅ですが、顔は・・・「象さんみたーい」という周りの子どもたちの声、言いえて妙でした。間近で人間の方をじーっと見ながら追いかけてくるので、怖がって泣き出す子もいました。

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こちら、カブトガニですが、ひっくり返ってじたばたしてかわいそう。ひっくり返ったカブトムシを思わせます。この形だと、起き上がるのは大変だよなあ。

首都圏近郊の大規模な水族館を見慣れた目からすると、規模が小さく施設も新しくない地方水族館の苦しい台所事情が垣間見えるようでしたが、それでもガラガラということはなく、程よく人が入っていました。潤沢に資金を投じて目玉施設を造るようなことはまず難しいと思いますが、知恵を出して今後も頑張ってほしいものです。


タグ:水族館

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